簡易スポット溶接機 購入 レビュー ちょこっと改造 追記:2022/5動作せず

簡易スポット溶接機を購入。ニッケルの薄板を電池に溶接するため。電池むき出しの物はリチウム電池が燃えた時に怖いので、アルミケースに収められている機種を選定した。組電池のニッケルタブを溶接できたので当初予定達成!安くて小型なのはとても良し

2022/5追記:動作せず

2022/4/30に電池の溶接をしようとして3か月ぶりに溶接機を引っ張りだした。
電源を切っていたはずなのに、残量ゼロ・・・いやな予感・・・
的中!・・・満充電にしたのに、溶接作業をすると電源が落ちて溶接できない。

2022/4./30朝:Amazonのサポート経由で販売会社に連絡中・・・2022/4./30朝

故障原因予想
この溶接機はLi-ion電池で大電流を流すためのBMS(バッテリーマネージメントシステム)が入っていない可能性がある。(大電流用のBMSは高い!)
電源スイッチもメカスイッチじゃない=電流が常時流れてる=過放電しちゃうということか・・
Li-ion電池を過放電させるのはやばいかも・・・販売会社から連絡がない場合は、ばらして電池の状況確認、回路を追っかけて危険かどうか判断を行う予定。

バッテリーを充電しても2000mA程度しか充電できない、USB-OUTより放電は800mAでアウト
バッテリーが過放電になってしまっているようだ・・・

サポートに連絡しても動画が見れないと言っているので、こちらに動画をあげておく。何回確認しても2週間も連絡なしで、連絡が来たら動画が見れないという反応はダメな感じ・・・

開封の儀

おなじみの中国輸入品のグレーの袋に入っている。

中はポリケース。なかなかいい感じ

機器もキッチリ保護。(中国的にはだが・・・)

外観は特に問題なし。

満充電じゃないとうまく動かないとのコメントがあったので速攻で充電。USB-Cなのはいい感じ。

スポット溶接の先端・平らだと電気が分散して溶接が付きにくいと予想し、やすりで丸めます。

見た目感じではなかなかよくできている。付属のケーブルが短く立てて使うとスイッチが入ってNGとれレビューあり。そこで後ろ側のネジをM3×6mmのキャップスクリュー(6角レンチで締めるタイプのネジ)に変更。立てた時のスイッチ保護と安定性を高めることとした。

収まりも良くスイッチも入らないようになった。

立てても安定している。前面のビスも交換しようかと考えたが、差込が当たりそうなので次回以降に検討する。

背面にはUSB電池としても動かせるようにUSB-Aの口が付いている。
5500mAなので、スマホの充電池としても使えそう。

溶接ケーブルを繋げたところ
コネクターは金メッキぽい。コネクタの差込が非常に硬いので苦労した。

ケーブルはふにゃふにゃ。電流がすごく流れるはずなのでちょっと心もとなし・・・
AWG10 200℃って記載あり。この太さでAWG10?中を見たかったが、ばらすと直せそうにないので中止する。

充電している間に溶接部の先をやすりで丸めた。これで返却は難しい・・・

テスト

ニッケル0.1mmでの実験

満充電完了、中間のLV5で実際の電池を溶接してみる。

音で動作が分かるようになっていて、表示を見なくていいのが地味に便利。触るとすぐ溶接されると思っていたが、0.5秒後くらいに音が鳴って溶接される。そのまま抑えていても次が出ないので、溶接の制御も考えられているようだ。先を放して付けると溶接できる。

スポットも綺麗に付いているが、周りが変色しているので溶接の電流レベルが高かった?。

溶接部を剥がしてみた。通常のスポット以上に付いている。

調子に乗って旧ナショナルの電動工具の電池を組上げた。家の環境ではLV2が良い感じで溶接できる。

くみ上げたセルは4/5SC Ni-Cd 1200mA 5C のPKCELLの電池です。
溶接するならタブ無のほうが楽ちんなのだが、見当たらなかったのでタブをラジオペンチで剥がしながら作業することとなった。

組電池の詳細は別記事で記載する。
注意:電動工具の電池交換はメーカーは推奨していないので、自己責任で。

銅0.1mm同士で実験

銅の0.1mm同士での実験はうまくできなかった。
スポット溶接は電気抵抗で発熱させて付ける構造なので、銅の場合はもっと大電流が必要だった。
この安さだとしょうがない。
上手くできないときには電源が落ちる。過電流で電圧低下したせいだと思う。この動きだと過電流保護は入っていると予想できる。

ニッケル0.1mm 銅0.1mmで実験

こちらは当然ながら問題なし。レベル1-レベル10までの結果をが下の写真。
左から1から順にレベルアップ。写真では黒くみえるが光の加減で実際はシルバー。

銅側から見た溶接部
レベル1でも問題なし。レベルが上がると温度が上がり変色部分と部材の溶けが多くなる。通常使用はレベル2くらいでよさそう。

溶接用ニッケル板の検討

付属のニッケル板は厚さ0.1mm幅7.0mm。このパワーなら厚みが倍でもOKと考え、厚さ0.2mm幅8mmのニッケル板も購入。
Amazonで0.2mm厚だと、すぐに届くのがなくAliexpressから購入。
ニッケル板は電気抵抗が高いので、厚いほうが電動工具などには有利。鉄にメッキした物もあるが強度UPした分電気抵抗はニッケルより落ちるため、抵抗を考えるとニッケル一択しかない。

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付属品の検討

同じコネクターで一気に溶接できるペンタイプの先も見つけた。数は溶接しないため購入は中止。

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まとめ

評価通りのnだいなく溶接できた。まずまず満足
5千円以下でスポット溶接が可能な機器は今までは考えられなかった。(自作バッテリー溶接・コンデンサー溶接はある)
これでちょっとした溶接が可能となった。実績はニッケル板0.2mmくらいまでは可能。
電動工具用、旧松下電工製の組電池が6個もあるので内部電池を交換する予定。
いい電池を安く入手できないのが一番の課題かも

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コメント

  1. 以前からスポット溶接機が気になっていたのですが、買わないでいました。
    レポートが非常に参考になりました。 購入しようかと思います。
    ¥5000は安いですね。

    • コメントありがとうございます。先ほどもう少し実験を追加したのでみて下さいね。