直径6mm以上のケーブルが入る90度曲がったRCAコネクタを探していたのですが、Aliexpressでよさげなのがあったので購入し制作・視聴してみました。
制作
使うケーブルは、L-4E6AT カナレのマイクケーブルになります。
アルミラップの割には柔軟で固定系のケーブルには向いていると思います。
ケーブルカッターで長さを決めて被覆を剥いていきます。
刃の出方が少ないほうで傷をつける感じで、曲げながらカッターで残っている外皮の切っていきます。
こうするとシールドなどが傷ついたり、線を切断する可能性が少なくなります。
ケーブルを剥いてアルミラップを切ったところ
白(COLD)青(HOT)ドレイン線(GND)になります。
今回は電子式のバランスーアンバランスケーブルなので、青(HOT)白・ドレイン線を(GND)にします。ノイズ低減のためDAC側のみにドレイン線を落とす仕様にします。
最初にコネクターなどを入れとかないと忘れて作り直しになるので注意
安全を期すのならば、テープなどで仮固定するといいですよ。
時々制作中に抜けて泣きが入りますので・・・・
TRS側は白とドレイン線をまとめて折り返しておきます。
2本の青線はよじっておきます。
軽く予備ハンダをしておきます。
コネクターに通して長さの確認
ハンダ温度は400度にしています。大型コネクタの時だけです。
下は間違えて420度にセットした写真です。
RCA側はドレイン線をカットします。
ネジて締結するタイプのコネクタでしたが、良く抜き差しして接触が悪くなるため、ハンダ付けにします。
GND側は白線を2本束ねてハンダ付け
シールドと接触しないようにテープで絶縁しています。
完成です。途中写真を撮りそこなって飛んでいます・・・
セッティング
スーパーウーハー KEF KC62用に使うケーブルですがメインのアンプにつないで視聴します。
アンプ側
曲がりコネクタの勘合は少し強めですが問題はなく合格です。
DAC側
同様にメインの所に接続します。TRSコネクターは隣のノイトリックより緩めではありますが、簡単に抜けることはなく合格です。ノイトリック「NYS202」より15mmほど長いですね。
視聴
ノイトリックとの差は少ないですが、少し高域の鮮明度が落ちるようです。夜間に極低音量で視聴しているので通常音量だとどうなるか不明ですが・・・・
今回はスーパーウーハー用なので、問題ないことにして使用しちゃいます。
TRSコネクタ側の問題なのか、RCA側なのかわからないので、次回はAmazon謹製ケーブルを実験用に切断したのがありましたので、それにTRSコネクターを付けて視聴します。
まとめ
激安中華TRSコネクタと、RCAコネクタでケーブルを自作しました。
バランスーアンバランス変換は、本来はオペアンプなどを使って行うのが正規のやり方ですが、個人では大きな問題にはならないと考えて自作しています。
トランス式用のバランスーアンバランスケーブルだとCOLD側がアースに落ちていますので、機器によっては壊れますので注意が必要です。(最近の機器はほとんど電子式だと思います)
同様に電子式のバランスーアンバランスケーブルでは、トランス式の回路だと動きません。
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