8chマルチDACで、ソフトウエアチャンデバ(EKIO)をWindowsPCで動かし、2way+スーパーウーハーで動かして音楽を聴いています。パラメーターが沢山あって何でもできる反面、今日はこの感じでOKとなっても、次の日にいじってしまい、いつまでもセッティングが決まりません・・・・
EKIO導入の決め手
EKIOは素晴らしいソフトチャンネルデバイダーで、PC側で元のデジタル信号をそのまま処理するので、DA変換が1回で済みます。
基本はスピーカーまで最小の機器のため音質は保たれる(DACの質が大きい)、直接音とEKIOからの音を比較したらわからなかった。
のが導入の決め手でした。
又2wayまではずーっと無料で使える。それ以上は有料だが200ドル程度で安いのも決め手です。
こちらがEKIOのサイトになります。
http://www.lupisoft.com/ekio/
EKIOの欠点
とりあえずいじりまくっての感想です。解決策などがありましたら教えてください。
PC内部で細かい処理をしているため、使える形式がPCM24bit/192kHzまで
特殊にASIO4ALLを使っているため、PC側の設定がとても面倒
他のDACなどをつなぐと設定が変わって音が出ない時も多し
ASIOベースで動かしている音楽アプリが動かなくなる場合あり
ASIOからフックするタイプのアプリが動かなくなりました。結構残念・・・・
各チャンネルでDACポートを1個使うので、2chでも4入出力ができるDACが必要
これは仕様なのでしょうがないですが、4ch以上のDACはオーディオインターフェースが多く使用できる機器が限定される。
2022年にToppingでDM7というマルチDACが出たのでずいぶん敷居が下がりました。
当方はこのDACが出たので2ch以上に変更できました。
それまではMOTU M4で2wayで使っていました。
制限が多いですが、音的には満足しています。ただネットワーク系のオーディオに移行できなそうなのが厳しい・・・
構成
以下が2023/6現在の構成です。
現在の再生できる周波数は、11Hzから30kHzがほぼフラットになっています。
EKIO設定
基本設定画面
下左側がルーティング設定・ステレオのLRをどのchに割り振るかの設定です。
下右側が音楽再生時の動作画面:この画面で各チャンネルの基本的な設定が可能です。
インプット・アウトプット指定:ミュート・ソロ:ボリューム:ディレイがこの画面でリアルタイムに変更可能です。
EQ画面
この画面で各chのフィルタの設定が可能です。
ローパスフィルタ(LPF)・ハイパスフィルタ(HPF)
タイプがBW・LR・Besselの指定が可能で、12-48dB/octまで指定可能
周波数は1Hz単位で指定可能
パラメトリックイコライザ(PEQ・BELL)
周波数・Q(バンド幅)・Peak(減衰・増幅)
PCのパワーによりますが設定数は無限に入れられそうです。
ブースト(LOW・High)
周波数・Q・Peak(減衰・増幅)
チャンネル反転(Invert)
各チャンネルのプラスマイナスの反転
ゲイン・ディレィ(Gain・Delay)
表パネルベース設定が可能です。
右側のグラフでEQ・周波数特性・群遅延・全体の特性などが表示されます。
設定など
ABXという機能で設定した特性を聞きながら切替・若しくは自動で切り替えて設定を当てることが可能です。これで聞き比べて沼に落ちています(笑)
初期設定
EKIOの初期設定画面です。
起動時自動スタート・初期ロード設定・起動時のウエイト・ASIO長
その他にFileメニューで設定ファイルのロード・セーブ・終了などが指定可能
悩み
ドンシャリ録音
曲によって、ドンシャリがひどく低音高音が出すぎて、非常に耳障りになっています。特に最近の日本の曲だとその傾向が大きいです。スーパーウーハーをカットすればまずまず聴けますが悩ましいです・・・
女性ボーカルのクリアーさを求めると、楽器演奏がちょっと残念になりがち
女性ボーカルをクリアーにしすぎると響きが減って楽器が残念になる場合が多し・・・
特性をフラットにすると元気がなくなる
特性をほぼフラットにすると全体的に元気のない音になってしまいます。
そこでPEQを耳で聞きながら少しづついじっていますが、良い調整方法があるのでしょうか?
ということで全体をそこそこの設定にしていますが、日によっても耳の感じ方が違うのか、耳障りになったりします。
贅沢な悩みですが、ここ半年くらい設定を日替わりで調整するので、アンプの音が変わったのか、EQ設定がNGなのかが分からない状態になるので悩み中です。
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