前回比較してCD音質で周波数特性を見たQobuzとAmazonを24bit/192kHzのハイレゾ音源で比較してみました。
こちらは大差がないように聴こえますが、どうなのかを検証してみたいと思います。
確認環境
N305mini PC音楽再生(Qobuz・Amazon)→MOTU M4→N305mini PC(REW)
今回使用しているオーディオインターフェイス
REW設定
こちらは前回も同じ設定になります。
録音比較曲
Phantoms (192/24)
Cava Menzies – Moment to Moment (192/24)
24bit/192kHz録音
REWでのピーク波形比較 ネイティブアプリ
Webプレーヤーだと役不足感があり、両方ともネィテイブアプリでの比較のみになります。
Amazon
40Hzから80kHzくらいまで録音されています。
右上の表示はノイズレベルの表示で、-98.25dBFSとなっています。
Qobuz
Amazonとノイズレベルも同一です。
ただ30Hz以下はカットしてあるようです。
右上の表示はノイズレベルの表示で、-98.28dBFSとなっています。
ノイズレベルではほぼ同一だと判断できます。
ALL SPL
Amazon
ノイズレベルとの比較になります。
オレンジが音源・青がノイズレベルです。
Qobuz
ノイズレベルとの比較になります。
緑が音源・黄色がノイズレベルです。
やはり20Hz前後が-10dBほどAmazonより低いですが、それ以外は同一だと思われます。
Qobuz とAmazonを合成
Qobuzが緑のライン・Amazonがオレンジのラインになります。
ノイズレベルがほぼ同一であったのに対し、Qubuzの方が2dB以上ピークが増え、15HzあたりにPEQを入れたような形跡がありました。
まとめ
聴覚上QobuzとAmazonで、ハイレゾ音源はほとんど変わらないと思っていたのですが、周波数特性で見ても変わらない結果が出ました。
ただ聴きやすくしているのかQobuzでは前回結果と同じで30Hz以下を切っているようです。
普通の再生ではほとんど同じに聞こえると思いますが、パイプオルガンではどうか?
16Hzの音が再生できているのかを次回は比較してみたいと思います。
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