電磁シールドテープ 購入・レビュー

バランス出力をアンバランス入力のKC62に接続すると、電断時に大きなポップノイズが出るので、対策としてライントランスを入れて対応しました。しかし、ボリューム最大時にハムが乗るため銅箔テープで対策してある程度までは低減しました。今回さらなる低減のため電磁シールド用のテープを購入しました。

以下が完成したシールドケースになります。コンセントに近づけるとわずかなハムが乗ったのがほぼなくなりました。色も落ち着いた色で細かい編みこみで、ニッケルが外側のメッキなので銅箔よりかっこいい&錆びないと思います。

電磁シールド済み
銅箔シールドのみ

電磁シールドについて

当初は3Mのテープを使おうと思って検討していました。
とってもお高いので、Aliexpressで探していたらそこそこ使えそうなのを見つけて購入です。

今回購入したテープ

50mm幅の片面ノリ付きの長さ10mのテープになります。
Amazonでも見つけましたが5倍くらい高いです・・・・

構造もポリエステル繊維に銅を蒸着して、さらにニッケルを蒸着しているようです。
この構造だと電波や電磁波が乱反射し、テープ内部で熱に変わるのでシールド効果と熱損失効果を狙えますが、どちらかというと高周波向きです。

テープは網のずれなどもなく高品位でした。

試験

ステンの物差しに貼って導通の確認をします。
物差し上で1kHzの測定は2cmで0.033Ω、100kHzで0.04Ωで思った以上に優秀です。
又、裏面との導通もしっかりありました。
中心がポリエステルなので、ハンダ付けは無理そうですが・・・

これなら銅箔の上から張っても問題なさそうです。

まとめ

銅箔だけではコンセントに近づけるとハムが乗っていたのが分かりましたが、今回上張りしたところほとんど聞こえなくなりました。電磁シールドの効果が出ているようです。

このテープなら、見栄えも悪くないので外装にも使えそうです。
オーディオ用コンセントを作成中なので、外装はこのテープで対応します。
出力LPFのコイルの防磁とか色々使ってみたいと思います。

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