REWという音響測定用ソフトで100kHzの設定方法を聞かれたので、思い出しながら設定方法を記載していきます。
当然、MIC・DAC・オーディオIFなどによって限界は変わりますので、100kHzの帯域を測定したい場合は24bit/192kHz以上設定が可能なDACが必要です。
機器構成
全部の構成で24bit/192kHzが通るように設定しています。
機器の設定
機器設定は以下のようにしたら100kHzが出せるはずです。
うろ覚えなので間違っていたら指摘してください。
初期画面で右上の「Preferences」スパナマーク(設定)を選択
左上の「Soundcard」を押して、「Sanple rate」を192kHzにする。
初期画面に戻って「RTA」を選択
右上の「設定」マークを選択
以下の設定にする。(ちとうろ覚えです)
「Distortion settings」を選択
LPFを100kHzにする。
全方向矢印マークを押す
「Right Hz」を100kHzにする。
これで完了で、「全方向矢印マーク」を押すと100kHzが出るはずです。
2024/9追記
自動スイープでの限界が60kHzでした。サイン波でだせば96kHzまで出力できます。
確認
内蔵のジェネレーターで動作確認
96k・48k・24k・12kを出してRTAで測定
多少レベルの凸凹はありますがそこそこ出ています。
おまけ
前述のLPFを20kHzでONしてみても、グレーアウトするだけでレベルは出ていました。
まとめ
REWでの測定で100kHzにする方法を聞かれたので、自分の備忘録もかねて記載してみました。
96kHzのサイン出力の確認もできましたので、私的にも良かったです。
Windows10でソフトウェアチャンネルデバイダー「EKIO」を通過させて、USB出力でMOTU M4の出力を監視してみましたが、問題なく96kHzまでレベルの低下もなく出力できるのを確認しました。
視聴・測定機器
Toppinng DM7
この機種が出る前はMOTU M4でマルチアンプをしていましたが、この機種が出てから8chマルチDACを使う構成に変更しました。Okto DAC8proという高価なDACはさすがに買えなかったので・・・
RMEとかのオーディオインターフェイスもありますが、さらに高価で・・・
仕様
ES9038PRO 搭載 フラッグシップDAC
8 × フルバランス TRS出力
8CH 32bit192kHz DSD128 Native
超低歪み率0.00009%以下
130dB ダイアミックレンジ
内部構成も安価な割には、しっかり作りこんでいます。
最大の欠点がUSBしか入力IFがない。ということです。しかし安価に作るためにはUSBだけでもそこそこはいきます。又USBアイソレーターを入れているので、PCからのグランドからの回り込みはカットできています。
今はN305というEコア8個の超小型PCで動かしていますので、USBに関しては問題なしになっています。
KEF KC62
KEF の小型アクティブウーハーです。
視聴環境がディストップオーディオで大型サブウーハーは置けなかったので、欲しいと思いながら指をくわえていたのですが、酔った勢いで音も聞かずネットで買っちゃいました。
今まで色々ありましたが(KC62で過去記事を参照してください)、昇圧トランスでAC220V運用をしたら格段に音質が締まり喜んでいます。
11Hzから出るので35Hz以下の超低音が出るソース(あまりないですが)だと別格の迫力があります。
AIYIMA A07
AIYIMAは、グローバル展開している安価な中華オーディオメーカーです。
製品はメーカーリファレンスをベースに作る感じなので音質はあまり良くない機器も多いですが、真空管プリアンプの T07とかは音質が良いと評判になりました。
A07はTIのTPA3255を使用したシンプルなアンプで、電源と内部をいじり倒すと別格の音質になります。
音質で評判のTOPPING PA5も同じTPA32××系のアンプです。
こちらの改造記事もたくさんありますので、「A07」で検索してみてください。
LPFの高域特性は:AIYIMA A07 LPF TIの設定シートで確認で詳しく載せています。
今はA07 MAXという後継機を2台購入して改造して入れ替えを検討していますが、眼が厳しくなったので放置しています。「えんきん」でも買って飲もうかと検討中です。
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