Aliexpressから購入した激安メラミンフォームで、部屋の音響特性が改善しましたが、今までのPEQ設定と大きく変わってしまい再設定しました。1段とグレードアップしました。
使用材料など
購入したメラミンフォーム
接着剤
メラミンフォームは接着剤や両面テープに付きにくいので接着剤の選定には注意
メラミン系の接着剤のほうが有利かもしれません。家にあったやつを使用しています。
両面テープ 幅5mm
メラミンフォームのままでは両面テープはすぐ剥がれるので、接着剤を下に塗布して付けています。
設置状況
詳細は前回記事をご覧ください。
スマホで簡易特性測定
PCとオーディオインターフェイスと測定マイクで行えばいいのですが、まだまだ弄るのでスマホで簡易測定・簡易調整です。
音源
Amazon Musicにあったピンクノイズを使いました。
ホワイトノイズ研究所さんでだしている物です。
2023/6 素の特性
iphoneXRでSonic Toolでの測定
2023/6 PEQで調整後
ある程度音で聞いて細かいところを調整しているので、凸凹はあります。
2023/7 素の特性
レベル・位置が全く同一ではないので参考程度になりますが、相当特性が変わっています。
部屋の特性か?大きなディップがあったのが相当抑えられています。
定在波が減ったからではないかと思っています。
2023/7 PEQで調整後
6ポイントを軽く調整
最大±6dBで基本はマイナス側に調整
あまり変わっていないように見えますが、音質は相当変わっています。
大きなところだけしか調整していません。まだいじるので細かいところは後回し・・・
低域は前より出る感じなので、全体レベルを-3dB落としました。
視聴
前回は音場が広がりクリアーさが増しましたが、PEQでの調整がまだだったので、多少高音のきつさや濁りがありましたが、問題なく聴けるようになりました。
前とは別もんになりました。部屋の中を移動しても音量の変化が少なくなりました。やはり部屋の定在波はここまで悪さをしていたんですね・・・
中低域の濁りはマルチパス(音の場合は言わないのかな?電波関係では反射で遅れて入ってる電波をマルチパスと言います)で聴こえる遅れ音が原因だったようです。
無響室までいくとやりすぎですが、デッドな環境にしたほうが直接音を聞けるので良さそうです。
低域の吸音は難しく、やりすぎると中高域とのバランスが崩れそうなので悩みどころです。
まとめ
前回までメラミンフォームで部屋の定在波を減らす方向で行ってきました。
今回はスマホによる簡易測定を行い、PEQで特性を簡易調整しました。
ずいぶん前から構想はあって検討してきたのですが、なかなか実行に移していませんでした。早めにやっておけば悩みが少なかったと思います。
メラミンフォームは吸音よりも拡散反射による効果が大きいようなので、次回は角を落として、より拡散できるようにしたいと思います。
メラミンフォームはウレタン系のスポンジと違って、粘りがないためカッターでスパッと切れます。ただ斜めに綺麗に切れるツールが無さそうなので、自作するしかないかと思っています。
安くて良いツールがあったら教えてください。
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