ONKYO OM-OF101 ボイスコイル焼き付き 分解

やってしまいました・・・KC62の修理完了で喜んで次の改造をSA300でやろうと思い、FX-Audio_D302J+を引っ張り出して動かそうとしました。12Vアダプターを用意してつなげたと思ったら隣のSA300のACアダプター(24V)に接続・・・
スピーカーから大きなノイズが出ちゃいました・・・・・ テスターで無限大・・・飛ばしたか・・・

まずは調査

OM-OF101をボックスから外し、テスターで測定してみます。
あー無限大・・・飛んでます・・・
片側だけでしたのが不幸中の幸い・・・でもないか・・・1個だけ購入するのは難しいスピーカーでした。

スピーカー分解

エッジ剥がし

こうなったらボイスコイルをつないでやるしかないと思い、スピーカーを分解します。
エッジはゴムのようなので、アセトンで溶かしてエッジを剥がします。

上側にぽちっとした凹みがあったので、注射器でアセトンを少し流し込んでヘラで持ち上げてみました。

思った以上に簡単に剥がれます。流れ込んだ部分まで剥がしたら、少量のアセトンを流し込んで剥がします。

ダンパー部分を剥がすか、コーン紙との接合部分を剥がすか悩みましたが、ダンパーを剥がすことにしました。

アセトン
ABS樹脂などたくさんのプラスチックや接着剤などを溶かすことが可能です。

ミネシマヘラセット(スパチュラ)
これがあると作業効率が違います。

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注射器(シリンジ)
極少量の溶剤を流し込む時はシリンジが便利です。100均でも売ってます。

ダンパー剥がし

ダンパー部分にもアセトンを流し込んでみました。思ったより接着がきつい・・・
アセトンが多すぎるとダンパーに接着剤が流れ込んでダメになるので、極少量ずつ流し込みます。

ピンセットとヘラで持ち上げながら少しづつ剥がします。

やっと全周剥がれました。30分以上かかりました・・・
接着剤が沢山ついているので、なかなか剥がれませんでした。

ボイスコイル確認

これは・・・だめです。真っ黒に炭化してます。触ると被覆がボロボロと剥がれます。

横から見ると膨らんでしまっています。

焦げた所から抵抗を測って断線箇所を特定します。

断線箇所が分かりましたが、導通がありません・・・これは同時に数か所で断線しています。

軽く引っ張ったら剥がれました。うーんこれはだめです。

ヨーク部分の損傷の確認

ヨーク部分の損傷の確認です。目視では特に損傷はなさそうです。ギャップの間隔も同じに見えます。

どう修理するか?

被覆をはがしたら銀色・ということはアルミ線です。剥がした線の直径は0.18mm被覆なので、0.19mmか0.2mmのアルミボイスコイルです。

コイルの直径は25.5mmタイプです。

巻いてある長さは11mm程度でした。25.5mm内径なので、外周は約80mmです。

ポリウレタンアルミ線は少量で売っているところがなく、巻きなおすのも難航しそうです。
Aliexpressで18,000円/500gというのはありましたが・・・スピーカー4本買えます・・・。

ボイスコイルとダンパーを購入するか!
多分サイズが同じだと思われるボイスコイルとダンパーです。
これまで変えると音質が大きく変わっちゃいますね。銅線ですし・・・
しかし、パワーは突っ込めます!今がRMS10W/Peak20Wですから10倍近い!ホントかな?

ボイスコイル 内径25.5mm 長さ30mm インピーダンス6Ω RMS80W/Peak200W

ダンパー 外径78mm 内径25.8mm 厚さ2.5mm

2個づつ購入すると送料込みで1,800円は微妙な金額です。が興味があるので購入しちゃいそうです。

まとめ

スピーカーも痛いですが、FX-Audio_D302J+(一体型DAC/AMP)も痛いです。ほぼ壊れてます。
ポリウレタンアルミ線の細いのを少量購入できると良いのですが・・・

このスピーカーのボイスコイルとダンパーを交換して音質を確認するのも面白いかもしれません。

とりあえず、BOSEの111ADを引っ張り出してしばらく交換です・・・・
ぐちゃぐちゃで恥ずかしいですが・・・

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