個人事業主になるまでの記録 その1 e-Taxで申請

2024年2月に会社を退職し個人事業主になって、技術系のコンサルを目指すことにしました。
そのためには企業様から受託をしないといけない。インボイス制度も登録しないと企業側に迷惑がかかるので、登録する。というファーストステップを踏みました。

個人事業主とは

個人事業主とは、開業届をだして個人で事業を営む人を指します。
サラリーマンでも年間20万以上の収入がある場合は、青色申告を出さなくてはなりませんが、勤めている会社が許せば個人事業主として登録したほうが有利です。

個人事業主のメリット

仕事に使用した経費や家族へ支払った給与を「経費」として計上できる
  自宅の部屋や、仕事で使うものは按分して税控除を受けることができる
  青色申告すれば、最大65万円の控除を受けられる(生命保険・ふるさと納税など)
  交際費は無制限に使える(赤字になるまで使うと難しいですが・・・)1億以上の企業だと年間800万まで

・赤字の繰り越しや損益通算が可能
  個人事業主で青色申告をする場合、赤字になった年の損失を最大3年間分次の年に繰り越すことができます。
  つまり黒字の収益と相殺し、課税所得が少なくなるメリットがあります。

・初期費用が不要
  法人だと初期費用が必要ですが、個人事業主だと届け出だけになります。
  今はe-Taxで政務所に出向く必要もなし!又、法人だと定款など色々決めごとが多いのも面倒です。
  (法人のメリットもあるので、利益が相当出るようになったら法人化したほうがいいかも)

個人事業主のデメリット

青色申告するためには帳簿を付けなくてはいけない
(私は加入率No.1の弥生の青色申告オンラインを使うことにしました)
  日々経費などを入力しないと後で面倒

失業保険が受けられない
  失業しても個人事業主だと雇用保険に入れないので、失業保険を貰えない

・労災保険に加入できない
  一人親方用の労災保険があるので、そちらに加入する方法もあります。
  (一人親方用の労災保険の場合は、経費として会費以外は参入できません)

・厚生年金に加入できない
  厚生年金は企業向けの年金のため個人では加入不可
  今後のために自分で年金加入する必要あり
  (中小企業基盤整備機構による小規模企業共済が全額所得控除なのでお得・詳細は別途)

以上のデメリットがありますが、一番つらかったのが経理の知識がほとんどなく、何をどの仕訳で落とすの?複式帳簿ってなに?というレベルだったので最初は非常に戸惑いました。
しかし、色々調べていくうちにそこそこできるようになったので、今回の申告は自分でしたいと思っています。
この辺が面倒な人は税理士さんを付けると良いですね。

e-Taxに登録

e-Taxで個人事業主の登録とインボイス登録は全てオンラインでできました。
しかし、色々ハマったので記載しておきます。

e-Taxに登録するには、マイナンバーカードが必要です。
パソコンで入力するためにはマイナンバーカードが読み取れるカードリーダも必要となります。
安い中国製もありましたが、日本のメーカーのサポートを期待して日本メーカー製にしました。

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登録作業

 最初にe-Taxのホームページに行き、「電子的控除証明書等作成ソフトのダウンロード」をします。
なかなか面倒なので、下の1から6をよく読んで作業したほうが良いと思います。

個人事業主になるまでの記録 その1 e-Taxで申請

開業関連の説明

 弥生ソフトのHP参照

国税庁「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」

個人事業主になるまでの記録 その1 e-Taxで申請

e-Taxを利用するための準備

e-Taxを初めて利用する際には、次のような事前準備が必要です。
利用者識別番号を取得するe-Taxの利用にあたっては、利用者識別番号(半角16桁の番号)を取得しなければなりません。
利用者識別番号を取得するためには、国税庁のWebページ「受付システム ログイン」画面からマイナンバーカードを読み取ってアカウントを登録する方法や、国税庁のWebページ「開始届出(個人の方用) 新規」で開始届出書を作成・送信する方法などがあります。
電子証明書を取得するe-Taxでデータを送信する際には、そのデータが改ざんされていないことを証明するために、電子署名を行う必要があります。
電子証明書の取得は、この電子署名を行うために必要な準備です。
マイナンバーカードを利用する場合は、ICカードリーダライタ、またはマイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォンを利用して、国税庁のWebページ「QRコード認証」より電子証明書の取得が可能です。
なお、マイナンバーカード以外には、電子署名法の特定認証業務の認定を経たうえで、政府認証基盤(GPKI)のブリッジ認証局と相互認証を行っている認証局が作成した電子証明書等のうち、「e-Taxで利用できる電子証明書」であれば利用できます。
e-Taxソフトをパソコンにインストールする国税庁のWebページ「e-Taxソフトのダウンロードのコーナー」よりe-Taxソフトをダウンロードして、自分のパソコンにインストールします。
その後、e-Taxソフトを起動し、税目プログラムから「所得税」をインストールしてください。

e-TaXで開業届を作成・提出する

e-Taxソフトの申請・申告等一覧から「個人事業の開業・廃業等届出書」を選択し、必要事項を入力します。そして、ICカードリーダライタ、またはマイナンバーカードの読み取りに対応したスマホを使い、電子署名を付与して送信します。これで開業届の提出は完了です。

下が実際に提出した内容になります。

個人事業主になるまでの記録 その1 e-Taxで申請

まとめ

今回は個人事業主としての、メリット・デメリット・申請関連を記事にしました。
次は事業を始めるにあたって必要なものを準備していきます。

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