オペアンプの電源改造に着手する。SMSL M300MarkIIは5Vより昇圧型のDC-DCコンバーターで±12Vを作っている。回路を追っかけると昇圧部はSMSLオリジナルケースに入っており、改造は無理そう(壊しそう)なので、出力のLPFのコンデンサーとコイルを交換することにする。
交換検討
オペアンプの電源概略
現状ではニチコンの10uFが入ったπ型フィルターでLPFを構成
昇圧電源のインピーダンスが高いのでπ型にしていると思われる。
オペアンプ近傍のパスコンは多分0.1uFの積層セラミックコンデンサー
π型フィルターのカットオフが10k程度なので下げようと考えている。
10uFをできれば33uF以上に、100uHは500-1000uHに交換するつもり。
コンデンサーも直径3mm程度なので、チップサイズは32までが限界かな?
LPFのため積層セラミックは選択から外す。又、22uFの薄膜高分子積層コンデンサー(PLMCAP)はサイズが5750で取り付けるのは無理をしないといけないため、気になっていたポリマータンタルコンデンサーを使ってみる。
ポリマータンタルは秋月電子さんでは販売していなかった・・・マウザーさんから購入(RSとかデジさんより安いので)。5,000円以上なら送料無料なので買いすぎ・・・秋月電子さんの安さが身に沁みる。
なんとか連休中には到着してほしい。USよりの発送なので5日程度かかる感じ
積層セラミックコンデンサーアレイについて
2200uFのコンデンサーアレイをDE-5000で測定してみた。測定するたびに容量が減っていく。4線ケルビン測定なので測定ケーブルのL成分はほぼ無視できるが、10kHz・100kHzでは測定できない「O.L」が出た・・・
調べてみるとL成分が多いとエラーで測定不能となるみたい。並列に100個もコンデンサーを取り付けているため、周波数が高くなるとESLが支配的になって高い周波数ではエラーになっていると予想している。
積層コンデンサーアレイは高周波ノイズ対策を主眼に考えていたのだが当てが外れた。
(音的には良化しているので、標準の電解コンデンサーよりは良いとは思う)
680uFのポリマータンタルも購入したので、並列に取り付けてみて結果を確認する予定
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まとめ
積層セラミックアレイでは引き回しによってL成分が多くなるので、思った以上に高周波特性が悪化しているようだ。オペアンプ用の電源の改善が終わったら色々試してみる予定
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