SMSL DAC M300MarkII 改造5で、USB入力だと初期ノイズが入るようになったので、ノイズ低減を目指します。FBの先達の人がWS/WGで色々やっていましたので、私もやってみました。
交換作業
前回、4700uFのケミコンを2200uFの2枚に変えて、1枚にしたものを再度追加
アナログの5V電源パスコン1uFを追加・デジタルの1.8V電源にもパスコン追加
元のサイズが2012だったので、2012に交換、その上に1608の0.1uFを親子ガメのように乗せる。ESLの増加対策
アナログの電源2は、22uFと0.1uFに交換
デジタルの3.3Vにも親子ガメ
デジタル3.3V・±12Vの供給コンデンサー・ニチコンUD470uFをKENETのポリマータンタルに交換
@1,000円近いので財布が痛い・・・(マウザーから購入)
(高域のESL悪化対策の確認試験)
昔からタンタルはプラス側にマークがあるのが不思議?
昇圧型電源ブロックを静電+電磁シールド
5Vから±12Vを作る昇圧型のレギュレーターブロックが付いており、内部は不明ですがノイズを放射しているだろうと推測、周りを静電シールド用の銅テープで覆い、磁気シールド効果も高めるためにニッケルメッキを行います。
大物をメッキしないので、10年たってもまだ半分くらい残っています。
電極を繋いでメッキ液を含ませてゴシゴシ
かなりニッケル色に!
完成
中性洗剤で洗って、乾かしています。
サイズを測って貼付け開始
下側の黒いのが昇圧ブロックです。SMSLのマークが入っています。
5面を囲い導通を確認したら完了 シールドはアースに落としていない。(今後の検討)
ノイズに付いて
以上色々対策をしたのですが、回り込みの原因ははっきりせず・・・
コンデンサーが増加したので、4-5秒は問題なく音が出ますが、その後切り替わったタイミングで5秒ほどノイズが出ます・・・
音質を確認したかったので、LPFの10Ωの抵抗を再度取り付けます。
うーん。だめ・・・
WG+WSで確認、2次3次高調波が出まくり・・・
上側が元波形・下側がLPF入れていない時の波形。歪率0.0002%が0.002%に・・・
最初は以下の画像でビビり・・・ベリンガーのデジタルミキサーFLOW8とM300MarkIIを介しにPCにつないだノイズをもろに受けていた・・・歪率0.4%はやばい。
上の画像はFLOW8でWGからの1kHzの信号をPCに録音して、それをM300MarkIIで再生した波形
系統は PCから1kHz発生→M300MarkIIで再生→FLOW8のLINE入力→FLOW8OUTからUSB録音
耳で聞いても音質の劣化が分かるのが残念・・・
1枚目の画像はPCから1kHz発生で取り込んだ波形
この辺がFLOW8の限界かも・・・性能的には十分ですが・・・
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まとめ
今回の追加では音質が向上した部分がないので、追加した積層セラミックは外しました。
もう少しいじってみるつもりです。
いじり倒すのため、裏蓋解放状態なのも今一の原因かもしれません。
±12Vの電源部はポリマータンタルコンデンサーを誤って発注したため、もう少し後になります・・
手持ちの薄膜高分子積層コンデンサー(PMLCAP)に交換も検討中
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