Amazon RCAケーブル でバランス-アンバランスケーブル作成・視聴 追記あり

切り飛ばして放置してあったAmazonベーシック RCAオーディオケーブル 2.4mがあったので、Aliexpressで購入したTRSコネクタを取り付けて動かしてみました。
あら?思った以上に音が良い!アマゾン侮りがたし・・・・

制作

カッターで外皮を剥いてみます。

網線も粗目です。錫メッキのようです。
いつものミネシマヘラで網線をほぐしていきます。
このヘラも便利で、ICの引き抜きや線のほぐしなどに多用しています。先端が細いラウンド形状になっており、傷がつかない&力を入れてもたわまないので使い勝手は良いです。反対側は大き目の耳かき状で、テコとして使っています。似たような安いヘラも多く出ていますが、私はこの3本で充分でした。

ミネシマ(Mineshima)
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ケーブルを剥いて長さを合わせたら、先端を軽く予備ハンダして、穴に通します。
芯線が細いので簡単です。

からげ配線完了

ハンダ完了
久しぶりに納得のハンダ付けができました。

完成
見た目もなかなか良いですね。

セッティング

FB友の佐藤さんからお勧めされたレプトンのパワーコンダクターグリースを使ってみます。
何と車の燃費が良くなったり、電解コンデンサの頭に塗ると音も良くなるらしい!
値段もAmazonで2,300円ですので、コンタクトグリースとしては高めですが、オカルトグッズとしては別格の安さです。音が良くならなくてもコンタクトグリースとして使えれば問題なしということで即購入です。

レプトンパワーコンダクターグリース5グラム

細かいところなので、タミヤの面相筆で塗って軽くふき取りました。
塗ったままだとカーボンが入っているらしく、汚れた感じになります。
グリースなので薄くついていればOKだと思います。

レプトンのグリースについては色々実験していますので、そのうちにブログにしたいと思います。

アンプ側
コネクタの勘合は柔らかめですが腰があり問題ありません。

DAC側
同様にメインの所に接続します。TRSコネクターは隣のノイトリックより緩めではありますが、簡単に抜けることはなく問題なしです。ノイトリック「NYS202」より15mmほど長いですが、熱収縮チューブを被せるとほぼ同等の長さです。

視聴

視聴してビックリ、明らかに落ちると思っていたのですが、ノイトリック自作ケーブルとの差はほとんどなく鮮明に聞こえます。低域の切れはこちらの方が上かもしれません・・・・
Amazon侮りがたし・・・・ レプトン効果かも?
色々自作してきたのが・・・ しばらく比較しながら聞いていきたいと思います。

まとめ

激安中華TRSコネクタと、AmazonベーシックのRCAケーブルでケーブルを自作しました。
バランスーアンバランス変換は、本来はオペアンプなどを使って行うのが正規のやり方ですが、個人では大きな問題にはならないと考えて自作しています。

今回はRCAケーブルの改造なので、2線での接続になり、TRSコネクタ側は、HOTとGNDをつないでいます。そのためトランス式のバランス回路だと動きませんので注意。(壊れることはなさそうですが)

実験データ追記

アマゾンベーシックのケーブルを測定されていた西牧さんのデータを頂きました。

立ち上がり・立下りは600kHz・800mVでのデータになっています。
ケーブル長はバラバラですが、傾向はつかめると思います。
ケーブルの静電容量が低いほうが立ち上がりが早いという結果みたいで、ケーブルのインピーダンスが低いほうが良いと思っていたイメージとは逆となっていました。

600KHz 800mV 2us/div
同軸 RG-58C/U(MIL/JAN規格準拠)2m 214.6pF
立ち上がり時間 214.0ns・立ち下り時間 216.0ns
立ち上がりレート 4.570V/us・立ち下りレート 4.528V/us

600KHz 800mV 2us/div
黄色⇔黄色(普通のRCAケーブル)1.5m 153.9pF
立ち上がり時間 174.0ns・立ち下り時間 178.0ns
立ち上がりレート 5.620V/us・立ち下りレート 5.494V/us

600KHz 800mV 2us/div
Amazon Baisic 1.2m 85.5pF
立ち上がり時間 128.0ns・立ち下り時間 127.0ns
立ち上がりレート 7.677V/us・立ち下りレート 7.738V/us

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