AIYIMA A07 改造11 電源コンデンサをOSコンに 再改造

初号機の12V系電源を強化した時に、音質が良くなかった原因の一つは、OSコンのエージング不足だったのではないかと思い、再度12V系の電源をOSコンに換装しました。エージングを200時間以上は待てないので、100℃で全体を1時間加熱処理してみました。

電源周り コンデンサ変更

15V系:電解コンデンサ 25V/220uFをPanasonicのOSコン16V/560uFに変更 2か所
12V系:電解コンデンサ 25V/220uFをPanasonicのOSコン16V/560uFに変更 1箇所

スイッチ周りまで確認しなかったのですが、フロントパネルのスイッチOFFでも32V電源・15V・12V・3.3Vの電源も常時入っていました・・・

改造前の電源周りの回路イメージ
赤丸部分が交換したOSコン

AIYIMA A07は基板のパターン穴が狭く、ランドも小さくベタパターンでの逃がしもないので、電解コンデンサを抜くのが結構な手間です。前回からHAKKOのFR-301を購入してリワークしていますが、もう楽ちん!労力1/10です。狭いスルーホールもあっという間に貫通します。早く買っておけばよかった。

ポップ音の対策

前回は容量を増やすと電源が切れるまでの時間がかかりポップ音が出るようになりましたが、メイン電源は1500uFのままとし、3箇所のみ交換してみましたが、同レベルでポップ音が出ます。
原因の一つはDACバランス出力をRCAにつないでいるのでポップ音が出る。そのためバランス入力にすれば出ないと思われます。

次は、バランス入力に変更してポップ音の撲滅を図ります。
オペアンプを入れない回路を検討していますが、難しそうなので少し時間がかかりそうです。

視聴

OSコンに交換して視聴してみました。高域が刺さるようにキンキンとした感じに聞こえ、歪も悪化したようです。熱を加えたOSコンは音が悪いのは本当でした。200時間以上のエージングが必要かもしれません。

気の短い私としては気持ち悪い音を聞いてられないので、熱処理を行ってみたいと思います。

OSコンの熱処理

色々調べるとOSコンはハンダ付けによる局所的な熱ダメージで音が悪くなるらしいので、全体を熱し均一に熱処理をすることによって内部の変質を早く治せると考え、100℃で1時間処理をして見ました。

音は落ち着いた音になり熱処理の効果はすぐ分かりました。しかし、戻り切っておらず電解コンデンサより少しましな感じです。後2-3日通電してエージングの確認してみたいと思います。

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まとめ

AIMIYA A07は電源系の設計が今一なので、これ以上の改造が難しいのが残念です。
OSコンのエージングがすんだら、空気録音でもしたいと思います。

注意事項
改造行為はある程度以上の道具と熟練度が必要ですので、電気やハンダ付けの知識がない人にはお勧めできません。

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当ブログも500記事を超えたので過去記事のまとめを作成します。今回はデジタルアンプ関係になります。数えてみると足かけ2年30記事以上を書かせてもらいました。A07にかけたコストは本体の30倍以上、時間をコストに換算すると100倍くらいになるかもしれません。

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