AIYIMA A07 出力 LPF インダクタ改造

1号機の代わりにメイン帯域を持たせるようと出力のインダクタとコンデンサを色々交換して視聴してみます。ここは電流も振幅も大きいので大きな差が出るのではないかと考えています。
インダクタは10A以上/10uHをベースに色々確認したいと思います。

FB友達のように壊すこともあるかもしれません。
ブラックフライデーで20%OFFなので、予備機を購入しました!

今回交換するインダクタ

出力のLCのLPFでの音質はスピーカーやケーブルの影響を強く受けるので、あくまでも家の環境での比較となります。1000pFは色々視聴してニッセイ APSを使用し、1uFはメタライズドポリエステル フィルムコンデンサ Faithful Link  MEMシリーズ 100V/1uFを使用します。
Faithful Link  MEMシリーズは小型で音も良く、安い!もう少し購入して、色々容量を変えて遊んでみたいと思います。

既存 10uH

既存のトロイダルコアのインダクタです。
こちらは散々聞いたので、可もなく不可もなくというラインからスタート

サガミエレク 10uH

サガミエレク 7G14C 10uHです。
秋月電子さんで取り扱っていますが、2022/11/30現在、在庫0です・・・
防磁用のシールドが全面を覆ているので期待しています。足が互い違いで平らなため、実装はリード線を付けてひっくり返して実装しました。

ケーブルはバランス接続実験中・こちらは失敗・・・・・

既存の10uHより歪感は減った気がします。大きく変わったという感じがないところが残念です。

サガミエレク 4.7uH

サガミエレク 7G14C 4.7uHです。
秋月電子さんで取り扱っていますが、2022/11/30現在、在庫はあります。
実装は、ひっくり返しての実装です。

この写真はPanasonicのコンデンサです

10uHよりはるかに改善されました。歪感が減少しました。
しかし、PWMの600kHzが-40dBから-34dBくらいに減衰量が減っています。コンデンサを大きくするとQが上がり、音も悪くなるので痛しかゆし・・・

サガミエレクさんでは、4.7uHから10uHの間がありません。

既存10uH改造 8uH

そこで既存のトロイダルコアの巻きをほどいて、7-8uHにしたいと思い、4巻きほどほどいてみました。
まずは既存のコイルを測定 測定周波数100kHzで9.2uHでした。

巻きを左右2回ずつ計4回ほどいた所

皮膜は高温のハンダで溶けるので、この前買ったHAKKO FR-301に差し込んで一気に溶かしています。
太さが1mmでFR-301も1mm穴だったので差し込むのに時間がかかりました・・・
これなら1.3mmも買っておけばよかった・・・

ハンダ上げ完了 綺麗に付いています。

測定
まずまずの結果です。これなら問題ないでしょう。

実装後の写真が無かったので、OSコンのエージングしている写真です。

おーこれはなかなか良い。サガミエレク4.7uHより良いです。ということで初号機も再改造です。

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視聴&まとめ

ボーカルの余韻が歪みぽかったのが、ほとんどなくなりました。艶っぽさが今一つですがまずはこれで行きたいと思います。

サガミエレクで7-8uHがあれば、より良さそうですが、既存コイルのほうが綺麗に実装できるのでよしとします。今後、エポキシか紫外線硬化樹脂で固めてシールドケースに入れると、いい方向に行くと思いますので、次に試してみたいと思います。

注意事項
改造行為はある程度以上の道具と熟練度が必要ですので、電気やハンダ付けの知識がない人にはお勧めできません。

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デジタルアンプ 関連記事 まとめ
当ブログも500記事を超えたので過去記事のまとめを作成します。今回はデジタルアンプ関係になります。数えてみると足かけ2年30記事以上を書かせてもらいました。A07にかけたコストは本体の30倍以上、時間をコストに換算すると100倍くらいになるかもしれません。

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