今回は組み立てと視聴になります。高性能なフィルターなので、PCやエアコンなどに入れておくとノイズが回り込まないのでオーディオに影響しなくなり音がよくなるんではと思っています。D級パワーアンプのような電力が変動する物に入れると過去の経験では音が悪くなりました。まずは確認のためにPD3.1で28V給電している140W USB3.1の充電器のところに入れてみます。
組み立て
フィルター以外のほとんどが家にありました。
今回購入したのは、R2-3Sとフィルター本体のみとなります。
材料
ACプラグは、AliExpressで購入したUSプラグです。
作りは良く構造や離隔距離などは問題ないので、PSEは取っていないですが自己責任で使います。
ケーブルは、EM-ECTF 2.0-3Cを使います。
ポリエチレン被覆は音がよいという教祖さまに10mほど譲っていただきました。
端子は、ニチフのR2-3.5Nを電源プラグ側に、R2-3Sをフィルター側に使いました。
AC100Vに使うので、裸端子用の絶縁キャップも必需品です。
GND用に緑・LIVE用に黒・ニュートラル用に白を使いました。
作業
圧着工具は裸端子用のMH-5を使っています。
この工具は少し高めですが、ラチェットが付いていてきちっと圧着でき、小型なので重宝しています。
芯線は、端子より少し飛び出るくらいでネジに干渉しないようにします。
端子の中央が凹むようにセットすると以下のようになります。
端子の裏に数字があり、2mmの場合は「2」が付くので、後で間違えたかを確認できます。
フィルターの端子部にも奇麗にはまりました。
完成
測定
接続関係の確認
まずは各端子間でショートを確認します。
その後、ケーブルとフィルター間の導通を測定します。
問題なしです。
入力側の電圧
コンセントを電源につないで測定
103.0Vでした。
GNDとL・N間を測定します。
0.2Vバランスが崩れていますが、許容範囲内です。
フィルター出力側測定
102.8Vで電圧降下は少なめです。
バランスも問題なしです。
パワーアンプ部に接続して視聴
メインのパワーアンプ部に接続して視聴します。
パワーアンプはAIYIMA A-07の魔改造バージョンになります。
USB PD3.1+デコイで28Vを給電しています。
視聴
いつもの視聴曲を聴いていきます。
うーん。やはり元気がなくなりますね。
音的にはクリアーなのですが、立ち上がりが悪くなるのか?切れがなくなった感じです。
まー予想通りなので、本来のPC側に接続します。
TPA32などのD級アンプは、600kHz前後の搬送波に変調をかけているので、600kHzでの電源変動があるため、高速な電流変化に追従できる電源が必要ではないかと推察しています。
PCに接続
PC側のACアダプターに繋いでみました。
音は劇的には変わりませんでしたが、透明度が増した感じです。
PCや他の機器からの回り込みを減らすのが目的でしたので、満足できる結果でした。
まとめ
やはり、フィルターをD級アンプの電源部に入れるのはNGでした。
しかし、当初の目的の他のノイズを出す機器に入れるのは効果がありました。
DACなども大きな電量の変化がないので、フィルターを入れると音質にプラスの効果がありますね。
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