この中華サーキュレーターは仕上がりがよく、スペックもほぼ満足していました。さすがに25dBではなかったですが、最低風量だと30dB程度でした。しかし、振動が気になったので羽のブレなどを対策します。
前回気になったところ
以下の2点が気になったので、ばらして確認してみます。
動作時の熱について 2023/8/16追記
動作時に本体下部が35-40℃程度に温まります。ここはAC-DCコンバーターがあるのかもしれません。
プラスチック筐体の中で温まると不安です。
動作時の振動について 2023/8/16追記
ファンの風切り音だと思っていたのですが、多少ファンのバランスが悪いようで、土台側に振動が伝わってきていました。
この辺は射出時のバリやモーターのバランスなども影響するので個体差が大きいかもしれません。
分解して対策
清掃できるので、このねじを外します。
ねじって外すので、マークがあります。
このマークを反時計回りに回して外します。
外すとナットが落ちてきました・・・・
ここに入っていたようなので、戻しておきます。
扇風機などは逆ねじなので、逆方向に回して外します。
08のナット回しを使っています。
羽が外れました。
モーターの振動対策
分解して振動の個所を探ります。
この状態でも左のモーター下の土台部分が振動しています。
モーターの振動は止めるのは難しいので、下側の筐体に伝わらないように対策します。
モーターは3本のタッピングで本体と止まっています。
そこで昔購入していたシリコンのOリングをタッピングビスの上下に入れて振動を吸収します。
カバーとの隙間が2mm以上あるので、カバーとの干渉もしません。
シリコンのOリングを強く締め込みすぎると振動吸収ができず、弱すぎると外れやすくなるところです。イメージとしては締めこんでいって、粘りを感じる処から1/4回転回す感じです。
3本のタッピングビスを締めこんで振動を確認したら、土台に伝わる振動が減少しました。まずまずです。
このOリングはスピーカーの振動がキャビネットに伝わらないようにするために購入したものです。
この時に間違えて再送付してくれた赤を使っています。
対応の良い販売店だったのでお勧めです。
潤滑・テフロドライ
安いサーキュレーターなので擦れる部分に潤滑剤を塗り、摩耗を防止します。
グリースなどは経年変化で固まったり、ごみを巻き込んだり、プラスチックに攻撃性があったりしますが、このテフロドライはテフロンの微粉末のパウダーですので、後々問題が起きにくいです。
ごみが付着したらまずいところには最適です。
通常のテフロンの粉末は白色なのですが、このテフロドライは透明なので色が気になるところにも使えます。高いのが欠点ですが、鍵穴などにも使えますし、サッシのローラーの潤滑、釣りの振出ざおの潤滑など多用途に使っています。
モーターの軸受けに
可動部分の擦れ対策１
可動部分の擦れ対策2
マンションの駐車場側のドア鍵に556を入れた人がいて、鍵をダメにしてくれた人がいます。
これを入れるのなら問題なかったのですが・・・・
ポチップ
色が白くなって良いものなら、呉のドライファストルブも同じように使えます。
値段は1/3なので使い分けてもいいですね。
ポチップ
羽の振動対策
バランスをねじを入れて見ようと思ったのですが、滑り防止でカットされていたので指でバランスを取って確認して厚めの銅箔テープを張ってみました。
つけたり外したり1時間ほどかかりましたが、振動が少しは減ったようです。
上部を組み立てて振動の確認です。
羽の振動の減少は僅かでしたが、振動周波数が高くなり軸に対する衝撃は大幅に減少したと思います。
下部筐体の確認
下部の筐体は、ゴム足を外すと4本のタッピングビスが出てきました。
上側が左右、上下のモーター・下側がコントロール基板・左側がAC-DCコンバーターです。
構造的には大きな問題はありませんでした。熱も許容範囲とします。
タッピングビスの緩みだけを確認して再組立てします。
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まとめ
DCモータータイプで静音と言われているサーキュレーターを購入して、気になった振動対策をしてみました。
日本のメーカー品と違って製品保証が？ですし、安いので最初から分解して対策をすることができます。最悪壊しても自己責任ですし！
微妙に気になった振動が減って、枕もとで動かしても振動が気になりません。
羽の振動対策もしたので、気持ちよく使えそうです。
注意！：製品をばらすのは問題が起きたとしても自己責任になります。
記事を参考にして問題が起きたとしても自己責任なので、十分気を付けてくださいね。
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仕様
仕様的には、DCモーター・首振り・静音・リモコンなどで問題ありませんでした。
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