AB級/D級切替 変態アンプ PAM8406 購入

少し古いICですが、PAM8406を使ったボードがAliexpressでお安く販売していたので購入しました。
AB級とD級を瞬時に切り替えも可能なようなので面白いです。パワーはごくわずかのAB級3W×2・D級5W×2ですが、5V電源で動くのでUSB電源で動かせば楽ちんです。
これから夏になり部屋の環境が悪化する(PCとアンプの温度上昇)ので、これに変えるのもありかなと思っています。

家ではニアフィールドで60-80dB程度しか音圧を出さないので、このアンプでも90dB程度でますので、十分かもしれません。

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もう少し高級な回路では、共立電子さんから出ているキットもあります。
ジャンパーで瞬時に切り替えでき、出力フィルタも付いています。

開封の儀

やはり中国発送なので、とってもシンプル
今回は静電タイプと思われるビニールに入っていました。

構成を見ると安い半固定抵抗で左右個別にレベルを合わせるようです。
電源のコンデンサも積層セラミックのみなので、心もとないです。
D級・AB級切替はなさそう・・・ AB級に固定のよう。切り替えのスイッチはどうしようかな?
10KΩの抵抗と積層セラミックコンデンサ(カップリング)が直列にボリュームの前に入っています。
ボリューム外してフィルムコンデンサを付けちゃおう!
ゲインが23dBなので分圧抵抗が必要かな?裏にでも付けましょう。

ピンヘッダーを外したところ

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デジタルアンプ全般

まとめ

夏に向けて、超省電力(発熱しない)なアンプを作りたいと思います。変態ICでどんな音が出るか楽しみです。少しいじらないとまともな音は出なそうですが・・・

出力フィルタにこの前購入したAGP2923でも付けちゃうか!
一気に値段が40倍になっちゃいますが(笑)

最近はTPA3223での基板作成が、根気がないので進まず・・・
KiCad7.0に変えたせいもあります。
つい改造に逃げています・・・

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当ブログも500記事を超えたので過去記事のまとめを作成します。今回はデジタルアンプ関係になります。数えてみると足かけ2年30記事以上を書かせてもらいました。A07にかけたコストは本体の30倍以上、時間をコストに換算すると100倍くらいになるかもしれません。

機器の仕様関連 

詳細はデーターシート参照のこと

概要

出力5W
クラス D 出力とクラス AB 出力切替
低 THD+N、高 SNR を実現。
新しいフィルターによる完全差動出力
少ないアーキテクチャ (クラス D モード) により、デバイスはスピーカーに直接接続できるため、ローパス出力フィルターや DC ブロッキングは必要ありません。
効率は最大 90%
短絡保護と熱保護
SOP-16L/SOP-16(EP) パッケージ

特徴

 出力: クラス D またはクラス AB
 2Ω負荷および5V電源で10%THDで5W出力
クラスDモード時
 4Ω負荷および5V電源で10%THDで3W出力
 フィルタレス、低静止電流、および EMI なし
 全出力範囲での低い THD+N
 優れた低騒音
 クラス D モードで最大 90% の効率
 電源オン/オフ時のポップ音なし
 自動回復機能付きの完全な短絡保護
 サーマルシャットダウン
 スペースとコストを節約するための外部コンポーネントが少ない
 SOP-16L/SOP-16(EP) パッケージ

データーシート回路図

最小構成だとこの程度の部品で動くようです。
D級だと出力にフィルターは欲しいですねー。

THD+N D級とAB級

出力によるTHD+N
出力特性ではAB級に分がありそうです。

周波数によるTHD+N
周波数でもAB級のほうが良好です。

ノイズフロアー
D級とAB級はあまり変わりません。

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