構想は1年前からあったのですが、やっと安いLANケーブルを見つけて製作します。
Amazon で見つけた安いケーブル 5m
材料の選定
ケーブル
ケーブルは通常色のオレンジと緑を使うのが分かりやすいのですが、よりが細かいほうから青・緑・オレンジ・茶でしたので、オレンジと青を使うことにしました。
より方でお互いの影響を抑えるようになっています。
抵抗
普通のリード付きの金属皮膜抵抗を使えば楽なのですが、色々考えると100MHz以上の高周波でのターミネーターとなるので、チップ型の薄膜金属皮膜抵抗を使って高周波特性を向上させます。
抵抗には手持ちのSUSUMU RG1608PDを使います。
RG1608Nが良かったのですが、購入時点で品切れで6か月待ちという状況だったため、RG1608NじゃなくてRG1608PDにしました。
RG1608Nは±0.1%・±10ppm RG1608PDは±0.5%±25ppm で少々落ちますが、大きな差はないと思っています。
シールド網線・熱収縮チューブ
両方ともAliexpressから取り寄せてありました。
網線は4mmと6mm径の2種類です。熱収縮チューブは10mm直径の2:1タイプです。
LANコネクター
シールド付きのコネクターを選びました。安いですが100baseTなので特に問題はないでしょう。
シールド付きのまま普通の圧着工具で圧着が可能なようです。
シールドは内側に曲げてある部分があったので、そこを引っ張り出して網線とハンダ付けし一体化します。
2022/10/23追記
このコネクターは一つ大きな欠点がありました。最初作った時はスムーズに入ったので問題なしでしたが、ケーブルを入れるときに中が見えないので、ケーブルがうまく入らないと何度もやり直す羽目になります。又ケーブルを導く溝が最後にしかないので、うまく入らないことも多くイライラします。
通常5分もかからないコネクター作成が20分とかかかってしまいました・・・・
家にあったLANコネクターと比較・サイズ的には大丈夫そうです。
LANコネクター圧着・試験
LANコネクターが問題なく圧着できるかどうかを試験します。
圧着工具:エレコム LD-KKTR
10年以上前に購入したのですが、今でも同じものが売っています。
値段は半分以下になりましたが・・・
圧着
このコネクターは貫通するので、さばいて貫通してから引っ張っておけば、ぎりぎりまでより線になりますので、高周波特性は良さそうです。
圧着も問題なく完了
カッターで先端を切断
目視でも問題なく圧着できているようです。
引張試験
圧着後、ケーブルを後ろ側に強く引っ張ります。抜けなければOKです。
問題なしです。
微小抵抗試験
DE-5000で微小抵抗を測って、内部接触が問題ないかを確認します。
50mΩ以下なら合格です。8本とも12-23mΩでしたので問題ありません。
微小抵抗はテスターだと誤差が大きくて測定は無理ですので、4点補正してあるDE-5000で測定しました。
コネクター勘合試験
家にあるLANジャックに差し込みまくりました。特にきつかったり、緩かったりすることも無くこの状態なら実運用に使っても問題ないと思われます。
お願い
このブログの購入リンクは、アフィリエイトリンクになっているリンクがあります。
購入して自分で試したもので構成されておりますので、記事が気に入っていただけたらリンクを押して購入(記事の商品でなくても)していただけると、とても嬉しいです。
売り上げはブログの充実に当てていますので宜しくお願いします。
まとめ
LANコネクターが届いたので試験をして見ました。
特に問題ないようですので、次回はケーブルを制作したいと思います。
関連記事
パソコン周辺機器 まとめ
コメント