スラストベアリング の誤った?使い方

購入したデュアルボールクランプには、ボールタイプのスラストベアリングが使われていました。
最初は意味がよくわからなかったのですが、通常のワッシャーは摩擦により、締めこんだ時の力以上をかけないと外れません。しかしスラストベアリングを入れておくと点接触で締めこまれるので、緩めるときも同等程度の力で緩められるということが分かりました。

キャスターの軸の回転など、上から荷重がかかる回転部に入れるものだとばかり思っていましたが、このような使い方もあったのですねー
しかし、ボールタイプだと点接触なので緩みやすい欠点がありました。
そこでローラータイプの小型スラストベアリングを探します

スラストベアリングの使い方 NTN HPより参照

前回は軸に対して上下方向の力(ラジアル荷重)を受ける「ラジアルベアリング」について勉強したね。今回は、軸と同じ方向の力を受けるベアリングについて見てみよう。

アキシアル荷重・スラストベアリング

たとえばスーパーマーケットにあるカートの場合、車輪には軸に対して上から加わる力を支えるために「ラジアルベアリング」が使われているよね。また、カートの車輪は付け根がクルクル回転して、進む方向を自由に変えられる。この場合、付け根には軸に対して同じ方向の力(アキシアル荷重)が加わるんだ。この力を受けるベアリングを「スラストベアリング」と呼ぶんだ。

NTNぼーや

「スラストベアリング」はほかにも、車のトランスミッションやショベルカーの旋回部分、天文台のパラボラアンテナの台座に使われているよ。

受ける力の方向によって、ベアリングの使い分けがなされているんだね。みんなも身の回りでどんな「ベアリング」が使われているか、考えてみたらおもしろいかもね!

以上、参照終わり

昔、ゼロハリバートンのスーツケースの修理を自分でしたときに、スムーズに回るスラストベアリングを検討したんですが、スーツケースキャスターの形状が平面じゃなくて断念したことを思い出しました。

スラストベアリング使用 デュアルボールクランプ

こちらの名称はスーパークランプと言います。色々あって紛らわしい・・・

ばね部がこのように厚みがあります。
ここの真鍮色+前後がスラストベアリングになります。

スラストベアリングが使われている

分解したところ

分解写真

スラストベアリング部 拡大

拡大

M5のネジの太さは4,83mmでした。

ネジ寸法

スラストベアリング検討

FBの友人から教えてもらったスラストベアリングのローラータイプを探しましたが、今のところ小型の内径5mm外径10mmの物は該当品が見当たらず・・・

M8くらいのスラストベアリングかなと思います。

いただいたローラータイプのスラストベアリング

このAXK0515が何とか近い感じです。内径5mm外径15mm
このタイプは、ニードルスラストベアリングと呼ぶようです。

AXK0515はローラー保持部がナイロンのようです。

AXK0515

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ではステンレスのウェーブワッシャーで同じようにばねの力で緩める力をサポートしたのですが、これもばねが締めこんだままだと弱くなる欠点があります。

Aliexpressで購入したウェーブワッシャー

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まとめ

スラストベアリングの面白い使い方を紹介しました。
手締めのアイデアとして、なかなかのものだと思います。
家にあるディスクライトやマイクスタンドなどにも使えそうです。

今回のデュアルボールクランプには少々はみ出しますが、とりあえずAXK0515を購入して試してみようと思います。
ウエーブワッシャーも板厚が少し厚い物を探したのですが見つからず・・・・

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