今年はお歳暮に小島屋総本店 へぎそばを購入しました。コシの強いノド越しと一口サイズにまとめられたそばがとってもきれいなそばです。
その元祖である小島屋総本店から布乃利そばの乾麺を取り寄せてみました。
まだ盛り付けは今一つですが十分美味しいへぎそばを堪能できました。
今年の年末は生蕎麦も購入するつもりです。
へぎそばとは
この「へぎ」、実は「剥ぐ=はぐ=へぐ」のなまりで、木を剥いだ板を折敷にしたもののことであり、ざるそばやせいろ同様、「へぎ」という器に盛られたそばのことを言います。
また持論ではありますが、私どもではへぎに一口ずつ美しく盛ったそばを、“手振り・手びれ”と呼んでおり、これも織物をする時の糸を撚り紡いだ(よりつむいだ)“かせぐり”などからきた手ぐりの動作を言ったもので、全国的にも珍しい織りの目に模した並べ方も織り文化の美的感覚・感性から生まれたものと推察できます。
さらに付け加えれば、この手ぐりはフノリをつなぎに使った滑らかなそばでなければ、美しく盛り付けることが出来ません。手ぐりにしろフノリつなぎにしろ、「へぎそば」は長きに渡る織物文化とそばの食文化が融合して生まれた賜物なのです。
作ってみる
工程その一 強火で少しずつ
生そば1束~2束(1~2人前)や干麺1袋(200g)を、3リットル以上の沸騰したお湯の中に ほぐしながらバラバラと入れて、箸で軽くかきまぜてください。
工程その二 弱火にする
お湯が沸騰してふきこぼれそうになったら、ふきこぼれない程度に差し水をするか弱火にして下さい。
工程その三 ゆですぎない
生そばは約1~2分(干麺は約4~5分)で茹で上がります。茹ですぎないように途中で1、2本冷水にひたし試食して下さい。
家では3.5分が最適でした。
工程その四 手早くあげる
ゆで上がったらざる等で手ばやくすくい上げて下さい。
鍋のお湯はそば湯としてお飲み下さい。
普通のそばだと茹でている時に、切れるのですがこのそばはほとんど切れません!
工程その五 冷水(氷水)でよくさらす
そばは手早く冷水(できれば氷水)にさらし2、3回よく水洗いして下さい。
家では水道水で2回もみ洗いした後で、浄水の氷水に晒して盛り付けています。
工程その六 一口ずつに
そばを食べやすいように、一口ずつ「ざる」や「へぎ」に盛りつけて出来上がりです。きざみ海苔や季節の薬味、天ぷら等を添えてお召し上がり下さい。
思った以上に奇麗に盛り付けるのは難しい。盛り付け方も何種類かあるようです。
食べる
一口大に盛り付けてあるので食べやすい!
又、普通のそばのようにすぐ延びちゃうこともなく美味しく食べられます。
のど越し最高でつるんと喉に入っていきます。ふのりの風味もなぜか懐かしい味です。
黒巻海苔を炙って入れてみたのですが、ふのりの風味と喧嘩するので海苔は入れないほうが良いです。
天ぷらや大根おろしと生卵は良い感じでマッチしました。
本場ではからしで食べるところもあるそうなのですが、私はワサビの方が好きです。
まとめ
ちょっとお高いですが28蕎麦と比べても倍までしない&1把が200gで2人前くらいなので、まずまずだと思います。
これからは家の年越しそばはへぎそばで決まりです!
来年はもう少し高級なやつや生そばで食べたいですね。
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