AIRTIGHT AL-05 まねっこ ONKYO OM-OF101の箱を作る その1

BOSE 501zで満足していたのですが、KC-62スーパーウーハーを導入したら繋ぎに不満が出てONKYO OM-OF101をAL-05と同じサイズのエンクロージャーで鳴らしたら面白いと思い、板を買って制作し試してみたいと思います。

基本設計

サイズは、AL-05と同じ W17xH27xD22cm ユニットは ONKYO OM-OF101を使用
バスレフボートは背面で、角型ポートH1cm W11cm ポート長は5cm-10cmで調整可能
(共振周波数 65Hz~90Hz程度)
木材はアカシア集成材 15mm厚
背面ボードはM4ビスで取り外し可能
内容量 6リットル弱

木材について

今回は、「これならできる特選スピーカーユニット 2021年オンキョー版」のエンクロージャーを組んで箱鳴りでげんなりしたので、なるべく重い高密度の木材を選びます。
密度が高いと硬質の木材になるので低域での箱鳴りは減ると考えています。

高級木材は購入できないので、安めで比重が重い木材を選んだところ、アカシアの集成材に行きつきました。 (集めていたブビンガ無垢材は厚みが適当なものがなく断念・・・)

以下に有名な銘木やスピーカーに使われる木材を列記します。青地がスピーカーにつかわれる木材です。アカシアが集成材は手に入る中では比重は重いという結果より、選定しました。
ホームセンターでは取り扱っていない所が多く探しまくりました。

比重1以上
ブラジルウッド [ 1.20~1.28 ]・コクタン [ 1.16 ]
比重0.7-0.99
・シタン [ 0.82~1.09 ]ツゲ [ 0.74~1.14 ]・ウェンジ [ 0.83~1.00 ]ブビンガ [ 0.80~0.96 ]・アカガシ [ 0.87 ]・パオロサ [ 0.82 ]ローズウッド [ 0.75~0.85 ]アカシア [ 0.78 ]アメリカンホワイトオーク [ 0.75 ]・アオダモ [ 0.71 ]・ヨーロピアンアッシュ [ 0.70 ]
比重0.5-0.66
ケヤキ・パーチ [ 0.69 ]ホワイトアッシュ [ 0.68 ]マホガニー [ 0.66 ]カリン [ 0.40~0.90 ]・タモ [ 0.65 ]・ウォルナット [ 0.64 ]
チーク [ 0.57~0.69 ]・ヨーロピアンチェリー [ 0.61 ]・アフリカンマホガニー [ 0.53~0.59 ]・アカマツ [ 0.53 ]
比重0.5以下
ホワイトウッド [ 0.46 ]・エゾマツ [ 0.45 ]・ヒノキ [ 0.41 ]・イエローパイン [ 0.39~0.42 ]・スギ [ 0.38 ]

木材博物館より抜粋

部材調達

まずは木材の調達です。板厚15mmのアカシアの集成材にすることにしました。

しかし近くのホームセンターに売っておらず、探しまくったらスーパービバホームで、販売していることが分かりカットもできるので購入しました。こちらのWebページは商品検索から、どこで取り扱いがあるかわかります。これは素晴らしい。無駄足なしです!
今回は、無塗装の15×400×910の板を選定しました。

※Amazonでもアカシア集成材は販売しています。

部材調達

スーパービバホームでアカシア集成材を扱っている長津田店に行って、カットもお願いしました。
910×400の板でぎりぎり・・・面倒なカットを高精度にカットして頂き、ありがとうございました。

ついでに黒の6角穴付きボルト 3mm・4mm・丸座金を購入
鬼目ナットのスクリューを探したのですが、良いのがないのでパス・・・
ファストン端子も良いのがなくパス・・・
やはりAmazonだと品数もそろっているので楽です。

ビス

ビスは6角穴付きビス(キャップスクリュー)に変更します。後で交換するときに舐めにくいのと、回すときにドライバーが滑りにくいのでこれにしています。(過去、十字ドライバーでコーン紙に穴を開けたことが・・・・)

鬼目ナット

スピーカーを交換したり、背面を開け閉めするために木材にビスを止められるようにする部材です。打ち込みタイプは硬質木材では問題ないですが、MDFにはスクリュータイプが良いです。

鬼目ナットはいつもこのメーカーを使っています。精度が高いので安心です。
数が多ければ直販で安く買えます。(少ないと送料が厳しい)
詳細は過去記事「これならできる特選スピーカーユニット 2021年オンキョー版 制作2 鬼目ナット取付・側板補強」で詳しく記載しています。

ファストン端子(平型端子)

金メッキのファストン端子(平型端子)細いほうが110・太いほうが250になります。

ケーブル

スピーカーケーブルで使っているOFCのケーブルを流用します。
カナレ製の4S6Gを使用します。このケーブルは安くてなかなか良いです。たくさん購入する場合はサウンドハウスさんから購入すると安いです。

スピーカー端子

飛び出るタイプはケーブルが傷みやすいので埋め込みタイプで、加工上丸型にします。

吸音材

吸音材はバスレフなので、スポンジ系のやつを選定
凸凹があるほうが良いかなと思い選定しました。

隙間ふさぎ

OM-OF101 は、板金プレスのため普通にエンクロージャーに止めると音漏れします・・・
そのため、日東のエプトシーラーを使います。裏板の隙間もこれでふさぎます。取付等の詳細は過去記事から「これならできる特選スピーカーユニット 2021年オンキョー版 制作・視聴」を参考にしてください。
エプトシーラーはなかなかの優れものです。屋外筐体などの防水などにも使われますし、耐候性も高いのでお勧めです。

クランプ

今までハタガネで止めていたのですが、昔の物で調整が面倒なので、ワンタッチクランプに買い換えました。
強く締めると壊れるという物ですが、強く締めないので大丈夫だと思って各4個購入

仮置き・確認

まず切断して貰った木材を仮置きして、確認します。
切断面も美しく精度も出ています。いい感じです。

あれ?2mm程度誤差があります・・・。切断の長さは正しいのに・・・・

ふと思いついて、板厚を測定してみました。16mm近くあります・・・

ノギスで測ったら、15.7mm~15.9mmありました・・・

板厚を基準としたのが失敗です・・・。ここまでずれるのは想定外でした・・
組み立て後にサンダーで2mm削ってくれようかと思いましたが、家はマンションなので長時間音を出すのはまずく、丸のこで切断することにします。

バスレフポートの飛び出し・左右は板厚にしたので失敗

速度を可変できれば静かかなと思って買ったボッシュのランダムアクションサンダー
もう少し回転が遅くできればよかったのですが、結構な轟音+振動でした。
家にあるサンダーは可変も出来ないので、すごい轟音で買換え、iphineで音量を測定したら90dB!
このサンダーだと65-70dBなので、相当減りましたがまだまだです・・・

研磨作業は粉塵ですごいことになるので、お風呂場でパンツ1つで防塵マスクをして作業してます。
この姿は誰にも見せられない・・・

振動はプチプチを下に引いて対策!
作業後はシャワーを全体にかけて、お掃除+自分掃除しています(笑)
これなら、嫁さんに怒られません!

とりあえず、左右の色合わせと表面を見て、内側にマジックでマーキングしていきます。

最終的に板厚を考えて、寸法を2mmカットする線を記入、丸のこで切断するので木材の割れ防止にマスキングテープを貼りました。
2mm程度の切り飛ばしは持っていっても厳しいと思いますので、家のバッテリー丸鋸で頑張ります。

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