AIRTIGHT AL-05 をまねして ONKYO OM-OF101の箱を作る! その6 傷の補修・スティン塗装・サンティング

傷をある程度補修して、との粉で目止めしつつ、スティンで着色します。色は黒っぽい部分と白い部分が混ざるアカシア集成材なので、バランスを考えてマホガニー色にしました。
傷の補修は微細な木くずを埋めて上からアロンアルファで固定するのが、最も綺麗に補修できました。アロンアルファの部分は傷のみ残るようにサンティングしていきます。

アロンアルファ-での素地調整

準備する物は、240番のやすりで削った微粉末の木くずと粘度の低い木にも使えるアロンアルファーです。木くずは素地調整時にサンダーから取り出して取っておいたものです。

FBでアロンアルファーが穴埋めに良いとおっしゃっていたので、試してみます。

微細な粉の木くず 

使用したのはアロンアルファープロ用

この右の筋がへこんでいます。

木くずの微粉末を振りかけて、ヘラで目地に刷り込みます。

刷り込み終わったら、アロンアルファーを目地部分に流し込んでいきます。

乾燥したらサンダーで削り、目地部分のみ残すまで削ります。その後スティンで着色したところ
目地は残りますが、周りの木目に綺麗に染み込んでいます。

塗装

塗装はステインで着色・その後サンティングシーラーで塗装・サンティングを繰り返して、鏡面仕上げを狙います。

今回使用した材料

今回使用した材料は
との粉(黄色)・和信水性ステイン(マホガニー)・マイクロファイバークロス・毛の抜けない刷毛・紙やすり・ 水性サンティングシーラーです。
この毛の抜けない刷毛は少し眉唾で購入してみたのですが、最初に刷毛を引っ張っても毛が抜けず、塗装してもホントに毛が抜けませんでした。これは優れものです。

水性のサンティングシーラーは近くのホームセンターで売っていなかったので通販で購入です。
余り需要がないのでしょうか・・・

水性スティンでの着色

まずはスティンを付属のカップに入れ、同量程度のとの粉を入れます。よく混ぜたらステインの同量程度の水で薄めます。これは後でやり直しがきくように薄めに塗るためです。

追記:
スティンで着色したとの粉は水管に潜り込むために、水管部分が黒っぽくなります。昔学校にあった木の机みたいな感じになってしまいました。強調したくないときは先にとの粉を塗ってから、ステインの順にしたほうがきれいに仕上がります。次回からは別工程にします・・・

左が素地のまま、右がマホガニーのステインで着色したところ
濡れている状態なので仕上がったイメージになります。

全面の色味が違いすぎるので、白い部分にスティンを塗って濃くしていきます。

ステインを塗って濃くしたところ

着色後の傷の修正

ステインで着色したら、傷が判明しちゃいました・・・

木くずの微粉末を刷り込んでいるところ・少し盛り上がるようにします。

アロンアルファーを流し込みました。

乾燥して木くずをとったところ・修正した面は再度全面をサンダーで削り、ステインで着色します。

ステインで着色すると、角の微細な筋なども浮き上がりますので、やすりで調整しながら進めます。
失敗したところはやすりで削って再着色、もしくは水で濡らした雑巾でふき取れば、ある程度はやり直しがききますので、じっくり観察しながら気に入るまで作業していきます。
一度で決めると良いのですが、色がまちまちな集成材で調整が難しい・・・
ここが最後の素地調整になりますので、気合で頑張ります!

正面の木口も白く残ったりした部分があるので、水で濡らした400番のスポンジやすりでこすります。

作業している最中にぶつけて傷がついちゃいました・・・
少し水をつけて低温のアイロンでふやかせば、ある程度元に戻ります。

気に入ったら、倍に薄めたスティンのみで最後に塗り、ファイバータオルでふき取って完了です。

全体にステインを塗って、サンテイングシーラー1度塗り。濃淡の差は少なくなりましたが、小口は濃くなっちゃいました・・・
次回からは前面には木口が出ないように作ろうと思います・・・

水性サンティングシーラー塗装

透明の水性サンティングシーラーを塗ってはやすりで削るのを繰り返していきます。ステインで着色しているので間違えて削れても目立たないように、ステインを混ぜて塗装していきます。
最初は生地に吸い込む量が多いので、サンティングシーラー1:水1:ステイン0.2程度で下地を作っていきます。3回目からは水を20%ぐらいに減らします。

塗装しては半日乾かし、サンドペーパーの400番でやすり掛け・下地が出そうなとこは濃い目のステインとサンティングシーラーを厚めに塗ってを繰り返していきます。
磨いては塗ってを10回ほど繰り返していきました。すでに1週間作業しています。

最近の水性塗料はすごく進化していて、乾燥後は硬くて紙やすりでサクサク削れます。これからはウレタン塗料は水性で充分です。

1回目のサンティングシーラーの塗り込み 染み込むのが多いので艶は出ないです。

5回ほど塗り重ねた状態・艶が出てきましたが、水管や傷がまだあります・・・

やすり掛けしていたら、下地が見えちゃいました・・・・
少し深めに240番のやすりをかけてステインで色調整・サンテイングシーラー2度塗り・・・

ステインで調整、色がちょっと異なってしまいました・・・・
重ね塗りをしていけば目立たなくなると思います・・・

再度、サンティング 今回からは600番のサンドペーパーを使います。
軽くスポンジを支えるくらいの力で研いでいかないと下地が出ちゃいます・・・
まだ全部の刷毛目を消そうとせず、平均的に研いでいきます。

サンテイングしたら、濡れ雑巾で粉をこまめにをふき取ります。

ぶつけた痕、結構目立ちますがこのままでいきます。

10回程度は塗ってサンティングを繰り返しています。600番以降のサンドペーパーはすぐ目詰まりしますが、水で洗いながら歯ブラシでこすると結構なレベルまで復活しますので、少し高いですが、耐水のサンドペーパーを使っています。

まだ少し段差や傷があるので、このままでいくとサンティングシーラーは20回を超えちゃいそうです・・・
この後、仕上げ塗装は水性のウレタンニスを使います。
刷毛塗とサンティングだけで鏡面仕上げにするか、エアブラシで仕上げ塗装するかを悩んでいます。
サンティングだけだと最終仕上げは30,000番くらいのコンパウンドで磨くと良い艶が出そうです。

現在の状況
バッフル面は大体仕上がってきました。もう少しです。

使用材料

アロンアルファ プロ用 多用途 低粘度

コニシ(KONISHI)
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和信 との粉(黄)

和信 水性 ポアーステイン(マホガニー)

和信ペイント(Washi Paint)
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和信 水性サンティングシーラー

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毛の抜けない万能刷毛

各種耐水紙やすり

サンティングブロック

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