Amazonを彷徨っていたら、マキタの互換USBアダプターが半額以下で出ていたので購入してみました。Amazonのレビューではぼろくそ書いてあったのですが、まずはテストで購入です。外観はマキタの本物と似ているので、相当コピーしていると思います。
ポチップ
動作確認
40Vmaxの電池だと最悪40Vかかる可能性があるので、壊れても惜しくない機器でのテストです。
2個ある電子タバコの過熱器になります。
特に問題なく2口とも充電できました。
USBテスターで試験をしようと思ったのですが、今床塗装中で荷物の中に突っ込んでいて行方不明・・・
内部分解確認
壊れたりしないかの確認をします。大電流タイプのリチウム電池に繋ぐので、ショートする恐れがないか見ます。
内部はネジ2本でとまっていました。
ネジの頭が見えないのでプラスで開けようとしましたが、くるくる回ります。
ライトで照らすとトルクスです。サイズはT10でした。
左右に引っ張ると簡単に2つに分かれます。
細かくは見ませんでしたが、SOP8の降圧型DC-DCが入っていました。放熱性も検討されています。
電解コンデンサーも105℃品を使っており、はんだ付けや各素子やパターンの離隔は問題なさそうです。
降圧型のDC-DC 1ICはH6215Lです。3個使っているようです。
下に参考資料を載せておきます。
H6215L 降圧型DC-DCコンバーター ICの特徴
- 低消費電力、低リップル
- 出力ライン損失電圧補償
- 最大95%の高い変換効率
- 100V高電圧MOS内蔵
- 広い電圧12V-100V入力
- 範囲良好な線形レギュレーションと負荷レギュレーション
- ソフトスタート機能(SS)を内蔵し、スタート時のオーバーシュートなし
- 高速ダイナミック応答と高出力電圧精度(±5%)
- 2Aの連続電流および4Aのピーク瞬時電流
- 複数の保護機能付き:過電流保護(OCP)、過熱保護(OTP)、短絡保護(SCP)
電池接触端子部確認
端子の厚みも十分あり、接触不良になる可能性は低そうです。勘合も問題なくスムースでした。
左右がGNDと40V・中央が通信用ですが、通信用は使っていなそうです・・・
このアダプターをつけっぱなしにすると過放電の恐れがあります。
マキタの電池側の機能でシャットダウンはすると思いますが、未使用時どの程度流れるかわからないので使わない時は外しておいた方が無難です。
マキタ マルチツール TM001G背面
勘合がうまくいくように0.5mm以上のガタがありますが、USBアダプターのガタはほんの少しでした。
まとめ
40Vmax用互換USBアダプターはなかなか良くできていました。
電池につけっぱなしにしなければ、この構造は大きな問題は起きないと思います。
5V2Aは取れそうですし、値段の割に良くできていました。
この機構を使って、DC40Vを出力できる保護回路付きの電源を作るのも良いかなと考えています。
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