今回は、Peerless XT25GB60のケーブル製作・視聴を行っていきます。視聴前に仮(ミノムシクリップ)で音出しをしてみたのですが、十分高品位な音が出ました。今回は普通音量で24時間のエージングを行った後の音出しになります。
Peerless ツイーター XT25GB60 ケーブル製作
使用したのは、NFJさんの金メッキ・ファストン端子セットと激安の銀クラッドテフロン被覆単線になります。
ファストン端子の圧着はホーザンのP-707を使いました。
ホーザンのP-707です。このタイプはマルチに使えて少量の圧着には便利です。
大量に圧着するのは少し面倒なので個人用です。
圧着部のコンタクトは約3mmでした。2か所圧着するのですが、先端側は被覆を剥いて圧着し、後ろ側は被覆ごと圧着します。ホーザンP-707だと最低2回圧着が必要です(奇麗に圧着するには4回かな)
下の写真のように開いている部分を凹んだ側にして圧着します。最終は2.9の口を使うのですが、奇麗に圧着するために一番大きい4.2の口で圧着してから、3.5で圧着その後2.9で圧着しています。
このケーブルは被覆が薄いので、前後の圧着部は同じ口で圧着しました。
圧着後のファストン端子
まずまずの圧着です。
設置用 仮ブロック作成
吸音で多用しているメラミンスポンジ(激落ちくん)をカッターでVの時にカットして置台とします。薄刃のカッターだととってもきれいに切れます。多少振動も吸収してくれるのも期待しています。
Peerless ツイーター XT25GB60 設置・接続
間違って低域のパワーをかけない&DC漏れを防ぐために、10uFのフィルのコンデンサを入れていました。音質的にはマイナスなのですが、ツィーターを飛ばさないように入れています。
接続はいつものワゴのバチ物です・・・時々接触不良などをおこすので、本物をお勧めします。
ワンタッチで接続できて組み換えも楽なので重宝しています。(いつまでも仮組のままになるのが欠点です(笑))
コンデンサーは今まで10uFだったのですが、カットオフを1kHz以下にしたかったので、22uFを2個使って44uFにしました。大体ですが900Hzがカットオフになります。
このコンデンサーは秋月電子で@180円の安物です。
Suntanのメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ、TS04Bシリーズとなります。
視聴
ソフトウエアチャンネルデバイダー「EKIO」で1kHzから2kHzまでパラメーターを作って聴き比べをします。
ソフトチャンネルデバイダーはワンタッチで切り替えられるので、無茶無茶便利です。
遅延時間はボイスコイルがほぼ同一位置なので、同じにしています。
他の影響を外すためにPEQでのレベル調整はすべて外しています。
音量は聴き比べをして、OM-OF101と同じレベルで良い感じでした。
今回は測定をせずに、自分の耳だけで確認していきます。
OM-OF101 フルレンジの視聴
普通にまとまりのある音が出ています。
しかし、高音域での分割振動による歪?が耳に触ります。
また、高音域を出していなかったせいか、高音域での音量がやや低下して聞こえます。
2KHzカットオフでの視聴
今まで使っていた安物のツィーターと同じカットオフですが、歪感がぐっと減っています。
やはりブックシェルフ的なスピーカーが2WAYなのは納得できます。
Peerless XT25GB60は後ろ側に音圧を逃がす穴が空いているのも関係していると思います。
1.5kHzカットオフでの視聴
2kHzと同じ傾向です。OM-OF101とのつながりもよく、ピアノやバイオリンの響きがきれい聴こえます。
素直な音質のツィーターですので、つながりも自然です。
1kHzカットオフでの視聴
1kHzにしても破綻はしないのですがツィーターが苦しい感じで、歪っぽい部分が出てきます。
やはり1.5kHz前後で切るのが正解のようです。
まとめ
2個で9k程度のツィーターですが、こんなに音がいいのかとびっくりしました。
素直で色付けが少ないので、色々なスピーカーに付けても破綻しないのが素晴らしいです。
でかリボンツィーター PC AMT-920もクリアーでしたが、音色に癖があるので速攻でやめてしまっています。(レビューも書かず・・・・)
しばらくPeerless XT25GB60をツイーターにして詰めていきたいと思います。
多少問題なのが視聴環境がニアフィールドのため、ツィーターを少し下向きにしないと、キーボードをたたいているときに多少分離して聞こえちゃいます・・・
コメント