銀クラッド高純度銅テフロン被覆単線 被覆剥き

Aliexpressで銀クラッド高純度銅テフロン被覆単線が安かったので購入してみました。導体直径1mmの物になります。PC-TripleC EX電線に似た構造なので、内配に使ったり撚ってスピーカーケーブルに使ってみます。テフロン被覆が0.1mmと薄いので通常のワイヤーストリッパーだと線が傷つくのが気になったので対策を考えました。

長期欠品中ですが下のPC-Triple C/EXを単線にして、外皮をテフロンにしたケーブルが今回使用したケーブル仕様です。こちらのPC-Triple C/EX m1,900円・・・

ケーブル仕様

導体:5N結晶銅(99.9998%)+ シルバーメッキ
シルバーパーセント: 約35%
外径: 1.2ミリメートル
コンダクターod: 1.035mm

被覆剥きテスト

PTFE(polytetrafluoroethylene/ポリテトラフルオロエチレン)は熱可塑性プラスチックで、融点327℃、連続使用温度260℃となっています。
そういえば、潤工社のジュンフロン線ではライターで炙って、被覆を剥いていたことがあるのを思い出しましたので、まずはライターでテストしてみました。

ライターでの被覆剥き

普通のライターだと煤が付くので、ターボーライターを使用します。

剥きたいところに炎を当てて、3秒くらい熱すると色が変わりますので、先を引っ張ると剥けます。
しかし、5-10秒待たないとやけどします・・・・

熱したところが少し弱くなって引きちぎった感じになりました。
普通に使うのは問題なさそうですが、見た目が今一になります。

半田ごてでの被覆剥き

半田ごての先は中華の小手先でナイフ状の物を使いました。
小手先温度は温度低下を見越して400℃にセットしました。

今回使用したハンダこてはGootのPX-280になります。
加熱が早いので、このような用途には最適です。半田こてとしても同コスト比較では、最強だと思います。

400℃に熱したハンダこてを軽く押し当てると溶けるのが分かります。
ぐるっと回せば綺麗に剥けますが、上下2箇所くらいでも問題ありませんでした。
こちらはあまり熱くならなかったので、半田ごてを置いて爪で剥けばやけどはしなくて済みそうです。

はんだコテの下は耐熱シリコンマットで導電マットが溶けないようにしています。

写真がちょっとピンボケになりましたが、まずまずの剥きしろです。
こて先は平らな部分がある物なら使えそうです。
しかし、樹脂が付着するのでハンダ付け用とは分けたほうが良さそうです。

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まとめ

Aliexpressから銀クラッド高純度銅テフロン被覆単線を購入して使用してみました。
被覆が薄くて剥くときに芯材を傷めるのが気になっていましたが、これで問題なく使用できそうです。
特に気になっていた銀メッキ銅テフロン被覆編み込み電線は1本の太さが0.1mmなので、この技を使えば切断することなく末端処理ができそうです。

今回使用した銀クラッド高純度銅テフロン被覆単線は音質も素直で色付けが少なく色々使えそうです。

20m購入したのですが、すでにスピーカーケーブルで12m・試験用に6m使ってしまい、ちと心もとなくなったので追加で20mほど発注しました。

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