SMSL DAC M300MarkII 改造10 オペアンプ電源 コンデンサー交換

前回のラミックコンデンサーの追加で音がきつくなったので、上部のセラミックコンデンサーを撤去し、Panasonicのチップ積層メタライズ PPS フィルムコンデンサーに変更しました。少し地味に感じますが、高域の伸びがあり、低音量での明瞭度は上がったように感じます。

使用部品

チップ積層セラミックコンデンサー(前回装着済み)
47uF 16V V6R 3225 GRM32EC81C476KE15 ムラタ

チップ積層メタライズ PPS フィルムコンデンサー
0.082uF 16V 2012 ECHU1C822JX5 Panasonic

交換内容

ペアンプの電源概略
現状ではニチコンの10uFが入ったパイ型フィルターでLPFを構成
昇圧電源のインピーダンスが高いのでπ型にしていると思われます。
オペアンプ近傍のパスコンは多分0.1uFの積層セラミックコンデンサー
パイ型フィルターのカットオフが10k程度なので下げられると音質に効果がありそうです。

既存コンデンサーが直径3mm程度なので、チップサイズは4mmくらいが限界。

10uFの4532サイズのPMLCAP取付時(前々回)

積層セラミックに交換して親子ガメ方式でコンデンサー追加(前回)

実作業

47uF取付完了・まだフラックスが大量に付いています。

IPAでお掃除

リード線を長くするとESLが悪化するので親子ガメ方式です。
フィルムコンデンサーなので熱には気を使います。

納得出来たらIPAで洗浄を行います。無洗浄タイプのフラックスを使っていますが、フラックスベタベタは気持ち悪いので・・・

まとめ

KC62をつないでの視聴
前回の高域がきつく感じるのが減り、クリアーに感じます。Panasonicのフィルムはいいですね。
低域などの締まりも前回と変化なくいい感じです。

M300MarkIIは、オペアンプ周りのパスコンなどの交換と電源部のパイ型フイルターのコイルを大きなものに交換すれば完了です。

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