安全アースをオーディオ用として使う その1

我が家はマンションのためオーディオ専用のアースが引けず、分電盤の安全アースから取った時はクーラーなどが稼働すると、音が悪くなるためコンセントでアースの代用としていました。
最近は機器の環境も変わったので再度アースを取って、いろいろと試しました。

現状の構成

現状のオーディオ用テーブルタップ
3Pコンセントでノイズフィルタ付きのテーブルタップです。

今は、上記のテーブルタップを仮想的なアースとして、オーディオ機器のGNDを接続しています。
現状は浮いている状態で、仮想アース的な形になっています。
昔の構成ですが以下に電源部の構成を記載します。
参考:PCオーディオの電源周りを改善1 ステップアップトランス+フィルタータップで対策

安全アースをつないでみる

壁のアース端子から2mmのアース線でタップのアース端子につないでみました。
以下の写真の端子になります。

やはり、クーラー等を動かすと音が濁ります。

コンデンサ設置を試す

以下のような、途中でコンデンサなどを交換できるように、端子とワンタッチコネクタを使います。
ワンタッチコネクタは、中華バチモンです・・・すいません。

本物のワンタッチコネクタはこちら

中華バチモン
値段が1/5以下なのでとりあえず購入・爪が甘いのもありますが問題なく使えてます。

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クランプフィルタも入れる

途中に1MHz以上の高周波ノイズを減衰できるコアに4ターン巻いたものも入れます。

使用工具は、ワイヤーストリッパーと圧着ペンチ

3.5sq以下の裸端子なら、このショートタイプの圧着工具が持ち運びもしやすく便利です。

10uFのフィルムコンデンサを入れて確認

多少改善された気がします。

安全アースと仮想アースとの電位差は0.5V程度で、安全アースのほうが高い・・・・
コンデンサを増量・スチコンも入れてみました。

よく考えたら、高周波特性を良くすると逆流ノイズが増える?と思い電解コンデンサに変更
手持ちの50V/10,000uFを2個入れました。(テストなのでよい子はまねしないでくださいね)

とりあえず、この方法でノイズの回り込みが減るのではないかと期待

視聴・まとめ

クーラーなどが動いても音が悪くなることが無くなったようです。
音的には多少S/Nが上がったかなという程度ですが、小音量で聴くことも多いので良い傾向です。

電解コンデンサの内部電極の面積が大きいので、仮想アースが強化されたかなと思います。又、電解コンデンサは周波数特性が悪いので、アースから回り込む高周波ノイズはブロックされると考えます。

デジタル・アナログが混在する機器ではGNDをコンデンサで切り離している物もあり、考え方は一緒です。(放射電力を落とすためです。ClassB取得機器は対策している機器も多いかも?)

心配事は近くに雷が落ちたり、電源が地絡したりすると大電流が回り込むので、電解コンデンサがパンクする危険がありますが、テストなのでこのまま行きたいと思います。真似をされる方は自己責任でお願いします。

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