Vape用(Vapcell K25) リチウムイオン電池 放電試験

VapCellの2500mAhのK25電池の放電試験を実施してみました。
国内のVape販売会社での購入です。
放電試験・充電試験ともに表記通りでした。最小2400mAhって記載があります。
国内の物なら余裕をもって表記しますが・・・

Vapcell K25 18650

18650の生電池(保護回路なし)で、最大電流が35Aも流せる電池になります。日本のPSEも取得していますので、少しは安心できるかもしれません。(〇PSEマークは輸入代理業者で対応できるので、商品として安全と言い切れるわけではない)
大電流用なので、電池容量は少な目の2500mAhとなっています。

2023/1/20追記
Amazonで単品の取り扱いが無くなっていました。

PSEマーク

PSEマークは後から貼付けのシールでした。

仕様

 VapcellのHPより

Vapcell K25 18650 2500mah 20A/35A

Specification
Model: K25
Size: 18.3*65.0mm
ypical Capacity: 2500mAh (0.2C discharge)
Min capacity: 2400mAh (0.2C discharge)
Nominal voltage: 3.60V
Max Continuous Discharge Current: 20A
Max Discharge Current: 35A
End-of-charge voltage: 4.20V
End-of-discharge Voltage: 2.5V
Internal resistance: 15mΩ ( Appr) (AC 1kHz)
Standard Charge: 2000mA,CCCV 100mA cut-off
Quick Charge Current: 4000mA

高機能充電器での充電試験

高機能充電器で、充電→放電→充電のサイクルで充電を行い、充電容量を測定します。
まずは8スロットのXTARVC-8Plusでの試験を行います。

2467mAhと2535mAhになりました。少し不満ですがスペック通りではあります。

高機能放電機での試験

1Cから20Aまでの試験を高機能放電機で試験します。

スペックでは充放電は0.2cでの結果になっていますので、1c以上での放電だと多少少なくなります。

2.5Aでの放電試験

温度上昇は+2℃程度で、放電容量2440mAh

5Aでの放電試験

温度上昇は+5℃程度で、放電容量2416mAh

10Aでの放電試験

温度上昇+25℃で60℃を超えました。ちょっと危険です。 放電容量2445mAh

20Aでの放電試験

温度上昇 +20℃ 放電時間が短かったので58℃で止まりました。 放電容量2469mAh
やはり大電流用のリチウム電池ですので、大電流でも放電容量はあまり下がりません。

定電流放電曲線の比較

下のリン酸鉄リチウム電池に比べると、素直な放電特性です。3.2V以下に落ちると急激に下がるのが分かります。

リン酸リチウム電池の放電特性
やはり、0.2Cということで、10Aの大電流には向きません。しかし2.4Vで5分くらい粘るのは面白い特性です。32700だと6000mAhあるので、問題なさそうです。

まとめ

今回は普通のリチウム電池での試験を行いましたが、自作だと安全性を考えてリン酸鉄リチウム電池もなかなかいい選択だと思っています。

次はDACとAMPのDC化を目指します。

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