新製品の[zoom H5studio」が3/28出荷、本日到着です。
とりあえず開封し、簡単に基本動作を確認しました。スペックは伊達じゃなかった!
しかし、家の環境が吸音材などで調整中のため、空気録音はしょぼくなってます・・・・
32bit/Flotだけじゃなく24bitでも録音できますし、192kHz/32bitも録音できます。

開封の儀
Zoomの機器は簡素な梱包で来ると思っていたら、今回は外装に写真が載っていました。
気合が入っています。


開けるといつも通りの簡素な梱包です。必要十分です。

zoomのシールが入っていました。
輸送用のケースに貼ると良い感じです。

電池収納
H4と違って単3乾電池4本です。電圧が倍になるので良い音がする雰囲気がでています。
電池蓋に留め具が2個付いているのは電池が取れ難いようになっているんだと思います。



マイクユニット部を外す
マイクユニット部は夏に出る無線マイクと交換できるように取り外せます。
表のポッチを押して前にスライドさせれば外れます。勘合はよくぶれたりしません。

コンタクト部は基板むき出しなので耐久性に不安がありますが、そんなに取り外さないと思うので大丈夫かなと思います。

ヘッド部の裏

BTA-1を取り付ける
H4essential、H6essential、H3-VR、H8、F3、F6、L-20 / L-20R、R20、Q8n-4K、B6、G6、G11に『BTA-1』を取り付ければ、スマートフォン/タブレットとのBluetooth接続が可能に。専用アプリを利用して、iPhone/iPad/Androidから製品本体をリモートコントロールできます。
H5Studioでも問題なく動作します。複数のBTA-1があれば、1つのスマホで複数コントロールできるので便利です。
BTA-1取付
BTA-1用のスロットは右前にありました。
アプリで複数台をリモート操作
別売の無線アダプタ(BTA-1またはTCA-1)を装着することで、iOSアプリ『ZOOM Handy Control & Sync』を利用可能。iPhone/iPadを使い複数台のZOOM製レコーダー*をリモート操作でき、録音の開始や停止、タイムコード同期、日時設定などを一括して管理できます。
* 対応機種:H2essential、H5studio(対応機種はファームウェアアップデートにより順次追加される予定)

24時間で誤差0.5フレーム以内の正確なタイムコードを生成するタイムコードアダプタ『TCA-1』を、別売オプションとして用意(2025年夏発売予定)。『H5studio』に装着すれば、映像制作に適したタイムコードジェネレータ機能付きのオーディオレコーダーにアップグレードすることができます。
別売無線アダプタ(BTA-1またはTCA-1*)とATOMOS社の『UltraSync BLUE』を用意すれば、無線タイムコードの受信が可能。カメラの映像ファイルとH5studioの音声ファイルにタイムコード情報を書き込むことで、映像と音声の同期作業を瞬時に完了できます。

BTA-1

スロットの内部は特殊コネクターになっています。

Bluetoothなので少し飛び出るのはしょうがないですね。

UltraSync BLUE
H5Studio取説参照
ATOMOS 社/ Timecode Systems 社の UltraSync BLUE でタイムコードを発信し、H5studio とビデオカメラの両方でタイムコードを受信することによって、⾳声データと映像データにそれぞれタイムコードを記録します。
タイムコードは Bluetooth 経由で送受信されます。
複数のレコーダーを接続した場合でも、タイムコードが記録されるので編集が楽になります。

H4eと比較
一回り大きくマイクがでかい!すごく良い音がしそうな雰囲気でワクワクします。
H4eより丸みがあってスマートな筐体です。

初期設定

日付・時間設定

電池タイプ設定

SDカード設定

ゲインノブリンク
表面4個のVRで左右と外部マイクのゲイン調整ができます。
ピンクノイズで確認したら左右のゲインが1.5dBくらい異なっていましたので、必須機能でした。



空気録音
スピーカーはKEF Q Concerto Metaのみで、スパーウーハーKC62は鳴らしていません。
吸音材を張り付けただけでEQも調整していないので、音がおかしいのは我慢してください。まだまだ調整中(できれば部屋の吸音や反射の調整のみで、そこそこ調整したいので・・・)
空気録音の音源はAmazonになります。
凄いのは通常視聴レベル(70dB以下)の音量で録音して、マイクアンプのゲインを上げてここまでS/Nが取れることです。爆音(80dB越え)で録音したらもっと良くなると思います。
音量を統一するためにノーマライズ・フェードアウトはしていますが、その他は無調整になります。

吸音ボードで調整中
まだ張っただけなのでバランスが崩れて中々楽しめません・・・・
厚手のフェルトを圧縮した感じの板なので、あまり変わらないかと思ったのですが・・・

Cheange the World

付属マイクでの録音
マイク口径がグーンと大きくなったのもあり、低域が良い感じで録音されています。
これでH4eの時に低域不足が気になったのが解消されました。
ベリンガー C-2で録音
付属マイクの圧勝でした・・・
H5Studioはマイクユニットなしでも動作します。しかし端子がもろに出ますので気になります。
H4eでの録音
吸音材が増えたんで比較には厳しいですが、H4eは低域不足は否めないです。
しかし、低域以外はH4eもまずまずな音質です。
もっといいマイクじゃないと比較になりませんが・・・

Avatar: The Way of Water

Black coffee

まとめ
zoomのH5Studioは只者ではなかったです。
スペックを見ただけで購入しちゃいましたが、買って大正解でした。
超低ノイズのマイクアンプや、個別のマイクゲイン調整など痒いところに手が届いています。
24bitで出力できるのも楽ちんです。出力時にゲインを上げて出力できるのも嬉しい。
お勧めです!
関連記事

主な特徴
- スタジオクラスの高音質録音を約束する、プロフェッショナル仕様のハンディレコーダー
- 4チャンネル入力、最大6トラック(4トラック+Stereo Mix)同時録音
- 業界初、19.4mm大口径ダイヤフラム採用のショックマウント機構付きXYステレオマイク
- 専用スイッチで切り替えられる2つの録音モード(32bit Floatと16/24bit Fixed)
- 入力レベルのマニュアル調整が可能なGAINノブ
- EIN-127dBuの超低ノイズプリアンプを搭載する、2つのXLR/TRSフォーン入力
- ラべリアマイクも使用できる、ステレオミニのマイク/ライン入力(プラグインパワー対応)
- カメラに直接音声を送るラインアウトと、ボリュームコントロール付きヘッドフォン端子
- ピークを先読みしてオーバーロードを未然に防ぐAdvancedリミッター
- 入力レベルと録音波形を同時にモニターできる、2.0インチフルカラー液晶ディスプレイ
- ライブ配信しながら録音できる、4イン/2アウトのUSBオーディオインターフェース機能(Windows/Mac/iOS/Android対応)
- 振動や空調音などの低周波ノイズを抑えるローカットフィルタ
- 実機単体でノーマライズ処理および24bit、16bit WAVへの書き出しに対応
- 録音結果をその場でプレビュー再生できる、最大250mW出力の内蔵スピーカー
- 設定メニューを音声で読み上げるアクセシビリティ機能(日本語を含む7言語の音声を配信)
- 電源遮断時のデータ消失を最小限に留める、30秒ごとの録音データ自動保存システム
- 記録メディアにmicroSDHC/microSDXCカードを採用(最大2TB対応/別売)
- 単3アルカリ 電池4本で約15時間駆動
- 単3電池4本、ACアダプタ(別売AD-17)またはUSBモバイルバッテリーで駆動
- 別売オプションのデュアルAD対応マイクカプセル(SSH-6e/EXH-6e/WLM-1*)を利用可能
- 別売オプションで、映像機器と同期するタイムコードジェネレータ機能を追加可能 **
- 複数台のレコーダーを一括操作できるiOSアプリ「ZOOM Handy Control & Sync」を利用可能***
- Atomos UltraSync BLUEのワイヤレスタイムコード同期に対応 ***
*2chのワイヤレスラべリアマイク・カプセル『WLM-1』(今夏発売予定)
**別売タイムコードアダプタ『TCA-1』が必要(今夏発売予定)
***別売Bluetoothアダプタ『BTA-1』またはタイムコードアダプタ『TCA-1』が必要
ワイヤレスラベリアマイク(2025年夏発売予定)
何気に気になるのが「WLM-1・ワイヤレスラベリアマイク(2025年夏発売予定)」です。
これがあれば、本体から離れた所でも簡単に録音が可能です。ヘッド交換なので少し残念ですが・・・

『WLM-1』は、マイクカプセル交換システム3.0対応のZOOM社製レコーダー(H6essentialとH5studio)に装着できる、2chのワイヤレスラベリアマイク・カプセルです。内蔵マイクにΦ14.6mmの大口径ダイヤフラムを搭載し、最大130dB SPLの大音量でも、低域から高域までフラットに収音します。電源をONにするだけで自動的にペアリングが完了し、すぐに高音質な録音が行えます。
仕様
入出力チャンネル数
入力 | マイクカプセル | 1 |
---|---|---|
MIC/LINE(モノラル) | 2 | |
出力 | LINE OUT | 1 |
ヘッドフォン | 1 | |
内蔵スピーカー(モノラル) | 1 | |
入力
XYマイク:XYH-5s | 90°XYステレオ方式 | |
---|---|---|
指向性 | 単一指向性 | |
感度 | –41 dB/Pa at 1 kHz | |
最大入力音圧 | 140 dB SPL | |
MIC/LINE IN: XYH-5s | コネクタ | ステレオミニジャック ×1 |
入力ゲイン | −∞ – +60 dB | |
入力インピーダンス | 2 kΩ or more | |
MIC/LINE (モノラル) | コネクタ | XLR/TRS コンボジャック × 2 |
(XLR:2番HOT、TRS:TIP HOT) | ||
入力ゲイン | −∞ – +60 dB | |
入力インピーダンス | MIC: 3 kΩ 以上 | |
LINE: 3 kΩ 以上 | ||
最大入力レベル | MIC: +4 dBu | |
LINE: +24 dBu | ||
ファンタム電源 | +48 V | |
入力換算雑音 | -127 dBu以下(IHF-A)@ 150 Ω input | |
出力
LINE OUT | コネクタ | ステレオミニジャック ×1 |
---|---|---|
最大出力レベル | +1 dBu | |
出力インピーダンス | 110 Ω 以下 | |
ヘッドフォン | コネクタ | ステレオミニジャック ×1 |
最大出力レベル | 20 mW + 20 mW(32 Ω負荷時) | |
出力インピーダンス | 10 Ω 以下 | |
内蔵スピーカー | タイプ | 20 mm × 30 mm 楕円型ダイナミックスピーカー |
実用最大出力 | 250 mW | |
レコーダー
最大同時録音トラック数 | 6 |
---|---|
最大同時再生トラック数 | 4 |
録音フォーマット | WAV |
44.1/48/96/192 kHz, | |
16-bit/24-bit/32-bit float | |
mono/stereo | |
BWFおよびiXMLフォーマット対応 | |
記録メディア | microSDHCメモリーカード |
microSDXCメモリーカード | |
表示
2.00インチ フルカラー LCD | (320 x 240ドット) |
---|---|
USB
コネクタ | USB Type-C | |
---|---|---|
※データ転送に対応したUSBケーブルを使用してください。 | ||
オーディオインターフェース | USB 2.0 High Speed | |
入出力数 | 4 in / 2 out (Multi) | |
2 in / 2 out (Stereo) | ||
サンプリング周波数 | 44.1/48/96 kHz(AIF Only) | |
44.1/48 kHz (AIF + REC) | ||
ビット深度 | 24-bit, 32-bit float | |
ファイル転送 | USB 2.0 High Speed | |
REMOTE
専用無線アダプタ | ZOOM BTA-1 |
---|---|
電源
単三電池4本動作 | アルカリ乾電池、ニッケル水素蓄電池、リチウム乾電池 |
---|---|
ACアダプター | ZOOM AD-17:DC 5V/1 A |
※USBバスパワー動作対応 | |
連続使用時の電池持続時間の目安 | 2トラック録音(XYH-5e)
アルカリ乾電池 | 約15時間 |
---|---|
ニッケル水素蓄電池(1900 mAh) | 約13時間 |
リチウム乾電池 | 約21時間 |
48kHz/32-bit float、ファンタム電源OFF、ヘッドフォンなし、LINE OUTなし、REMOTEなし、省電力設定ON、画面の明るさ標準
※値はあくまで目安です。
※電池持続時間は当社試験法によるものです。使用条件により大きく変わります。
連続使用時の電池持続時間の目安 | 4トラック録音(XYH-5e + INPUT 1/2)
アルカリ乾電池 | 約6時間 |
---|---|
ニッケル水素蓄電池(1900 mAh) | 約6時間 |
リチウム乾電池 | 約11.5時間 |
48kHz/32-bit float、ファンタム電源OFF、ヘッドフォンあり(33 Ω負荷)、LINE OUTなし、REMOTEなし、省電力設定ON、画面の明るさ標準
※値はあくまで目安です。
※電池持続時間は当社試験法によるものです。使用条件により大きく変わります。
消費電力 | 最大5W |
---|---|
外形寸法 | 86.0 mm (W) × 206.0 mm (D) ×54.6mm (H) |
質量 | 410 g(電池含む) |
※ 0 dBu = 0.775 Vrms
コメント
電池のタイプまで、細やかに設定できるのですね〜。
コメントありがとうございます。
電池が色々設定出来るのは強みですね。多分、電池容量表示に使っているのだと思います。
はじめまして、topazです。
H5studioを検索してこちらへたどり着きました。
自分もH5studioを3月28日に購入しました。
実際の録音した音質についてのレビューを探していたのでとても参考になります。
早速購入した日に録音テストをしてみました。
H2esentialで感じた低音域の不足はなく、ハンディレコーダー内蔵マイクとしては
かなり低音域が充実しているように感じました。
いくつかの機器と比較しましたので、もしよしければホームページの「オーディオ実験研究室」にレビューをアップしていますのでご覧ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
演奏会での楽器の音で比較テストができるのは5月の予定です。
コメントありがとうございます。
H4eと外部C-2との比較録音も上げておきましたので、よろしくお願いします。