Zoom UAC-232 分解確認

32bitフロート録音に対応したフリーソフトのCakewalk by BandLabは初めての導入なので道半ばなんですが、中を見たい欲求に負けて分解確認してみました。基板が上手く外れなかったので背面の確認はできず・・・・

外観から確認

Zoom UAC-232は両側面に、各2.5mmのビス4本・背面に3mmのビス4本・バックパネルに3mmのビス3本あります。
本体はほぼプラスチックの射出成型品ですので、プラ用のタッピングビスだと思われます。
タッピングだと強く回すとプラスチックが破壊されますので気を付けながら外していきます。
(最初は上から押し込みながらビスを回し、半回転ほど回ったら、はなめない程度に押し付けて外す感じです)

2022/3追記
全てタッピングビスでした。タッピングビスをなくしても、その辺のホームセンターで購入するときは以下に注意してください。

タッピングビスはネジ山の作り方で用途が決まっており、木材用や金属用を使用するとプラスチック穴を破壊する可能性が高いので注意してください。

まずは側板と底板のビスを外していきます。
一気に底板とバックパネルのネジも外しちゃいます。

いつものことながら、手中しすぎて写真を撮るのを忘れました・・・。
ネジが全部外れたら天板は軽く止まっているだけでしたので、後ろに少しスライドすれば天板が外れます。
その後、バックパネルを斜めにしながら引き出せばバックパネルも外れました。
中に樹脂成型品がビス10本で止まっています。M2.0mmのドライバーで外していきます。

ここにもビスがありましたので外します。
この後フロントパネルを外したかったのですが、なぜか外れません・・・
小一時間色々やってみたのですが、外し方が不明・・・

しょうがないので、今回はそのままにしておきます・・・

内部部品確認

制御CPU MIMXRT1021DAF5B

ADC AK5534

レベル的には中級クラスです。

DACが見当たりません。背面かな?

左には東芝の赤外線フォトカプラTLP2362が見えます。

オペアンプ系

NJM4580・NJM2732・NJM4556が使われています。JRC表記です。
このタイプは日清紡独自のケーシングでSOPの幅が大きくなった物になります。
共用性を持たせてパターンが下側まであれば、交換も可能かと思いますが外さないと分からないですね。

受動部品

チップ部品は1005・1608・2012サイズが主な構成部品です。
電源用?と思われる電解コンデンサ16V/470uFが2個・63V・50V・6.3Vと色々搭載されています。
ファンタム電源の63V/10uFはCKニチコンです。L2・Q1P?・CK・K1と色々な標記の物が混ざっています。ALLニチコンかもしれません。
16V/460uFはLELON(台湾製)でした。http://www.lelon.com.tw/en/

ミニチュアリレー

EMデバイス製です

XLRコネクタ部はシールド板が入っています。

まとめ

Zoom UAC-232を勢いで購入!そして分解して見ました。

基板が外せなかったのが残念ですが、背面にも色々な部品が実装されていると思われます。
流石にオーディオインターフェイスは、ファンタム電源やADC・DAC・ヘッドホンアンプなど色々な機能があるので内部は複雑です。
MOTU M4と比較すると、MOTU M4のほうが高級な部品を使っている分高いのも分かります。

Zoom UAC-232はCR・オペアンプを交換するだけで相当なレベルになりそうな機器でした。

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