ティファール 電気ケトル 分解修理

 嫁さんが職場で使っているティファールの電気ケトル(KO340175)を落として壊れたので修理です。

 電気ケトルの構造は見たことがなかったので、分解して修理したいと思います。
 まずは外観から確認したところ、大きな問題はなさそうでしたが、よく見ると底部のピンがへこんでしまっています。
 これが原因で電源が入らなかったと考えます。

 見たところ爪でプラ同士を勘合させている所が多く、分解するには爪を折らないようにしないと、元に戻せなくなってしまいます。

 ビスを探してみます。口の根元に2か所・底部に3か所ビスがありました。
これを外します。
写真を撮り忘れたので、上蓋を取った後の写真となります。

 ビスを抜くと隙間ができたので、プラスチックのヘラで爪を外していきます。取っ手の上側までは簡単に外れました。
ここからが難関です、厚手のプラスチックでぐるっと内周に爪が10か所もあります。
この爪を半分以上外さないと底部が取れない作りです。
爪も固く1時間以上格闘してしまいました・・・・

底部の爪部分

じわじわと爪の引っ掛け部分を伸ばして、地道に広げていきます。
最後はマイナスドライバーと爪抑えのブラ板をつっこんで空きました。なんとか爪は無事です。

構造は予想以上に簡単でした。
底部にぐるっとヒーターがあって、内部の内部のサーモスタットで温度が上がると、ピンを引っ張って電源OFFになる仕組みです。
中央の丸いところの中のピンが電源部ですが、ピンが中に入っちゃうので接触しなくなっています。

 外周のビスを外して、裏側を確認します。ヒーターと溶接されて一体化しているので、根元を曲げて裏側を確認します。

電源部とサーモスタット部

 左右の白い熱伝導シリコングリスの所がサーモスタット部です。まずはこのピンを外すと分解できるか確認します。

サーモスタットの留めピン
底部の留めピンを外したところ

これは難関です・・・
上4か所下3+3か所の爪を起こさないと分離できません。
さすがにこれを外すと元に戻せない可能性が高いので、修理の方向を変更します。

 中央の穴の中にピンが落ちているので、高温に耐える絶縁物で押してやれば、治るだろうと考えましたが、手持ちに適当なものがありません・・

 寸法を測ったところ、3.5mm×10mmの棒があればOKです。
家の中を探しまくりましたが適当なものがなく、高温用の厚手のエポキシ基板を2枚重ねにし、エポキシ接着剤で張り合わせて、やすりで丸く削ることにしました。必死に削っていたので写真はありません・・・

 1時間ほどかかりましたが完成して、元に戻りました。

 その後、実際にお湯を沸かして問題なく動作するかの試験をしたところ、お湯が沸いて落ちるタイミングが遅くなったような気がします。
よく考えたら、サーモスタットを組み立てた時に熱伝導グリースが結構はがれたのにも関わらず、追加をしなかったからですね・・・

 もう一回分解して、塗るのはリスクがありすぎるので、このままで使ってもらうことにしました。
嫁さんと職場の皆さんにはとっても喜んでもらえたようでよかったです。

 トータルで3時間もかかってしまいました。
ティファールはむっちゃ丈夫に作ってますね。
高いだけはあるなと思います。

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