ニードルスラストベアリング購入・交換・レビュー

点接触のボールタイプは締め込みが緩めなため、線接触のローラータイプを探していました。名称はニードルスラストベアリングと言うようです。内径がM5で外径が小さいのが見つかりませんでしたが、15mmの物があったので購入して交換してみます。AXK0515という品番です。

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交換するデュアルボールクランプ

最初に購入し便利すぎたので、追加で長い奴などを3種類も購入してしまいました。
しかし、重みでボールクランプ部が動いたり、緩めるときに硬すぎたり・・・・・

そこで今回のニードルスラストベアリングで対策をします。
以下が購入したボールクランプです。

短い奴 締め込みは問題ないのだが緩めるのにはひと苦労・・・

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中間サイズ これはスラストベアリング付きなので締め込み緩めはまずまず
しかし、緩みやすいのが欠点

31インチの長い奴 これは締め込みがユルユルで、そのままでは使い物にならず・・・

ニードルボールベアリングに交換

ボールスラストベアリングの状態

下の写真の金色の部分が、当初から付いていたボールスラストベアリングになります。
厚めのシルバー部分は、ベアリングの抑え金具です。

ニードルスラストベアリングのワッシャーを入れる

ボールニードルベアリングを外して、ニードルスラストベアリングに交換します。
下の写真はベアリングの抑え金具になりますが、見た目は大きめの平ワッシャーです。
回転時に引っかからないように、バリ側をスラストベアリング側にします。

ニードルスラストベアリング装着

ボールは点で接触していたのがニードルになり線接触となったため、締め込み時の緩みが減って強めに締めこめると思います。

完成

作業は1個当たり1分もかかりません。
今まで入っていたばねでは厚みが増加してクリアランスが稼げないので、ウエーブスプリングワッシャーに交換しています。

ステンレスのウェーブワッシャーで緩める力をサポートしたいるのですが、ばねを締めこんだまま放置すると反発力が減り弱くなる欠点があります。

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ロングタイプも交換

ワッシャーの材質

ワッシャーの材質は300系(オーステナイト系ステンレス)の磁石に付かないタイプかなと思っていたのですが、今回のワッシャーは磁石に着いちゃいます。これは400系のステンレスのようです。

仕事で色々な素材を使うことがありSUS304もよく使うのですが、加工の仕方や状況によって錆が浮いたりして困ることも多く、最近は素材や塗装・対策などに詳しくなってしまいました。

まとめ

いろいろなタイプのデュアルボールクランプに、ニードルスラストベアリングを使って対策してみました。
今回の方法はFB友人田村さんから教わりました、なかなかメカ系は奥が深いです。今回の使い方は私の想定外でした。
今まで使えなかったロングタイプもきっちりと締め込み・緩めができるようになり満足です。

ドライバーで締め込むならスプリングワッシャー+平ワッシャーで十分ですが、手締め部分は今回の方法がベストだと思います。

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