部屋を移動して片付けが終わっていないのですが、小音量でBGMを流しているKEF Q Concerto Metaが少し歪っぽいので、音楽用にソフトチャンネルデバイダーを入れて使っているminiPCの12V電源部を国産電源メーカーの新しいGaN電源に交換してみました。
この電源ユニットは仕事用で取り寄せています。
もしかしたらPCの電源に使うことで音質の改善ができるかもしれないということで実験します。
交換したGaN電源
COSEL HP参照
日本の産業用電源メーカーCOSELのTECSシリーズを使います。
PCのACアダプターは12V3Aでしたので、TECS45F-12-Nを使用しました。
スペック上は超小型で高効率以外は見るところがありませんが、産業用のメーカーだと量産のばらつきがあるため相当な余裕を見ていると思いますので期待しています。
接続など
出力コンデンサーについて
TECSシリーズは基本的に出力側外付けコンデンサは不要ですが、出力コンデンサを接続することでリップル電圧の低減や出力電圧変動を改善することができます。
今回は出力コンデンサーは取り付けませんが、次回以降に確認していきたいと思います。
オプションハーネス
TECSだと、オプションのハーネスはH-IN-29とH-OU-9を用意しました。
ハウジング:入力 VHR-3N (日本圧着端子)
: 出力 VHR-4N〔日本圧着端子〕
接 触 子: SVH-21T-P1.1
ケーブル : AWG18
ですので、入手は容易な端子になります。秋月電子で取り扱っています。
ケーブル製作
ハーネスを購入していますので、ねじ止め・はんだ付けだけです。
AWG18のケーブルは、DCコネクターに入らなかったので仮止めです・・
コネクター固定
コネクターの固定はGootのマルチクランプを使いました。
これは角度調整とか挟み込みも簡単なので使いやすいです。
とりあえず、簡易試験用のハンダチョンづけ
ボディはAWG182本は入らなかったので、熱収縮チューブとテープで絶縁
ACコネクターは仮止め
視聴
100V
中高音で小音量時の歪感が減少しました。
220V
100Vに比べてさらに歪感が減少しました。
発熱は100Vよりやや減少しました。ほんのり温かい程度になります。40℃くらい?
電源容量はもう少しあったほうが良かったかもしれません。65Wも買っておくんだったな・・・
まとめ
COSELの12VGaN電源を使って、miniPCを使ってみました。音質はやや向上したようです。
思ったほど歪感が減少しませんでしたが、電源出力側にハイブリッドコンデンサーを追加するともっと良くなりそうです。PCの内部のDC-DCで相当ノイズを出すと思われるので対策もここまでかなと思っています。
電源が強くノイズの少ないマザーボードで動かすともっと良くなると思っています。
ファンレスPCを検討中です。
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