KEF Q Concerto Meta 静電気対策

最近はKEF Q Concerto Metaで満足していますが、細かい対策を行って音質の向上を目指したいと思っています。
そこで静電気の対策を行ってみようかと思いつきました。
買い込んである銅箔シートをプラスチックのカバー部分に張り込んで見ます。が失敗・・・
そこで前回のリモコン修理に使った導電塗料を背面に塗ってみます。

フロントのカバー部分をばらす

爪が入っていると割れたりするので慎重にヘラを入れていきます。
この太いのが入らない場合は極薄のヘラを入れて対応しました。

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KEF Q Concerto Meta 静電気対策

結構硬くて簡単には外れません・・・
斜めだと外れないので押したり引いたりして外しました。

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

なんとか傷を付けずに外すことができました。

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

裏面には爪がなく、強力な磁石で4か所止まっていました。
静電気がたまるかを確認するためにプラスチック部を化繊でこすってみたら、静電気が発生しちゃいましたので対策を行います。
(カーボンか何かを練りこんであるかもと思ったのですが・・・)

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

外した後のスピーカー部

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

銅導電性テープを張る

昔購入した3Mの導電性テープです。
プラスチック部はリブで補強してあるので張りにくい・・・

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

テープが剥がれないようにIPA+キムワイプで脱脂してから貼ります。

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

どんどん張っていきます。なるべく密着するようにヘラで押さえていきます。

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

視聴

うーんダメだー。
中高域がなんか歪みました・・・・
速攻で取り外し・・・
多分、テープが共振したせいではないかと思います。

導電塗料で対応

リモコンの修理で使った導電塗料が残っていたので、それを塗りこむことにします。

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

成分には、銀・銅などが含まれているので、高いのもしょうがないですね。

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

スピーカーに近いところを中心に塗っていきます。
導電性が保たれるように隙間が空かないように塗りました。
磁石部分も塗っていますが写真を撮り忘れました・・・

KEF Q Concerto Meta 静電気対策

本当は、ユニットなども全部繋げてアースに落としたほうが良いのですが、今回は試験のためカバー部分とスピーカー本体を繋げるだけにしました。
空気中に放電するのですが、面積を稼ぐと放電効率が上がるので効果はあると思っています。

視聴

全体的におとなしくなったような感じですが、よく聴くとS/Nが上がったようです。
特に極小音量で流した時はクリーアーに聞こえます。

劇的な効果というわけにはいきませんでしたが、プラスチック部に導電塗料は効果ありと感じました。
これでアースに落とすと更に効果がありそうです。

ウーハーのプラスチックリングにも塗る

上記で気をよくしてウーハーのリングにも導電塗料を塗りました。
こちらはホゾに差し込むような形状です。そのためホゾ部分にも塗布してスピーカーの金具と接触するように考えました。

こちらはあまり変わらないような気がします。しかし悪い影響はないと考えます。

背面のバスレフポート

こちらは中から塗らないといけないので中止しています。ポートはメラミンスポンジでぎゅうぎゅうにしていますので、空気は動かないので問題ないかと思います。

バスレフスピーカーはポート部分が一番効果がありそうです。

まとめ

スピーカーのプラスチック部に導電塗料を塗って静電気の放電をしやすくしました。
もう少し容量の大きい塗料を使って全面に塗ることを検討し、アースを取るようにしたいと思います。

この対策はプラスチック部があるスピーカーには効果ありだと思いますし、効果がなくても大きなトラブルになることはないと思います。
プラスチック部を外すときに傷を付ける可能性はありますので十分注意してください。
マイナスドライバーでこじるとほぼ傷つくので止めてくださいね。

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