PCで多数の機器を連動するのに、電流検知型の連動タップを使っていましたが、USBでの連動タイプなら確実ですし、使い勝手も良さそうですので購入してみました。又電話用のアレスターもついていますので、お家での雷対策もこれ一つでできそうです。
しかし、USBを直接テーブルタップに引き込んでおり少し心配なので、分解して確認してみました。
以下はサンワサプライHPより抜粋
仕様
定格容量 | 15A・125V(合計1500Wまで) |
---|---|
プラグ | 3P(絶縁キャップ付き) |
差込口 | 3P・7個口(パソコン本体用×1、連動口×4、非連動口×2) (抜け止めタイプ) |
コード | VCTF 2.0平方ミリメートル×2芯、0.75平方ミリメートル×1芯(アース) 仕上がり外形寸法 直径約8.5mm |
コード長 | 2m |
USBコード長 | 1.5m |
本体サイズ | W365×D50×H34mm |
付属品 | モジュラーケーブル(1.5m) |
使用地域 | 日本国内のみ。日本以外ではご使用いただけません。 |
認証 | 電気用品安全法(PSE)技術基準適合品 |
電流部(バリスタ) | |
サージ耐量 | 5500A(2回) |
バリスタ電圧 | 470V |
TEL部(アレスタ) | |
サージ耐量 | 5000A(2回) |
直流放電開始電圧 | 230V |
特長
USBケーブルをパソコンのUSBポートに差し込むだけで、パソコン本体に流れる電流をキャッチし、パソコン本体のON・OFFに連動して連動口に差した周辺機器への通電もON・OFFします。
(パソコン口×1、連動口×4、非連動口×2)
※USB1.1、2.0規格準拠。
※USB電源消費電流500μA以下。
パソコンのON・OFFに連動しない常時通電差込口を2個装備しています。
コンセントにパソコン、ADSLモデムなどの電源を差し込み、モジュラーケーブルを接続するだけで独自設計のバイパス回路により雷サージをアースへ逃がし、接続機器をガードすることができます。
内蔵されたサージ吸収素子(バリスタ)が雷サージを吸収し、接続された機器を守ります。
電話回線用に高性能アレスタ(避雷器)を内蔵しています。電話機、ADSLモデムを雷からガードする電話回線(TEL)雷ガード機能付きです。(アナログ、ISDN、ADSL対応)
雷ガード機能が正常に作動している時に、ランプが点灯します。
プラグの刃の根元にトラッキング火災予防に極めて有効な絶縁キャップが付いています。
プラグをロックできる抜け止めコンセント採用しています。
アース線が接続できる端子付きです。
スチール机に簡単に取付けできるマグネット付きです。
電話回線接続用モジュラーケーブル(1.5m)が1本付属しています。
<電線から侵入してくる誘導雷を防ぐ雷ガードの仕組み>
電線から侵入してきた誘導雷(1)が、モジュラーコンセントや電源コンセント(2)などを伝って、ブロードバンドタップに侵入。タップに内蔵されたサージ吸収素子(バリスタ・アレスタ)(3)が雷サージを吸収、アース(6)を伝わって、雷サージを外へ追い出します。
<大気中から侵入してくる侵入雷を防ぐ雷ガ-ドの仕組み>
大気中から侵入してきた侵入雷(4)をADSLモデムなどに接続されたアースケーブル、(5)を伝って、ブロードバンドタップに侵入。タップ内部のバイパス回路からアースケーブル、(6)を伝わって雷サージを外に追い出します。
<接続方法>
1.パソコンの電源がOFFの状態になっていることをご確認ください。
2.本製品のUSBプラグをパソコンのUSBポートに差し込みます。
3.既にUSB機器がある場合は本製品のUSB分岐ソケットに接続します。
4.本製品の電源プラグをコンセントに差し込みます。
5.周辺機器の電源スイッチをONにした状態で周辺機器の電源プラグを本製品の差込口に差し込みます。
6.接続機器の容量が1500W(15A)以下であることをご確認ください。
<動作方法>
1.パソコンの電源をONにします。電源タップに通電されると周辺機器の電源がONになります。USBハブを介して接続されている場合はパソコンがUSBハブを認識してから周辺機器の電源がONになります。
2.パソコンを終了させ電源をOFFにします。数秒後に周辺機器の電源がOFFになります。
※本製品は通常のタップとしてはご使用できません。
※USBポートから電源信号を感知しないとコンセントは通電されません。
※本製品はパソコン向けに開発された製品です。その他の用途にはご使用になれません。
サンワサプライHP抜粋終わり
分解
まずは、テーブルタップを分解しないといけませんが、ねじが特殊なのでまずは開けられるドライバーから探していきます。トルクスや▲頭のドライバーなら持っていたので、いけると思っていたのですが実は、もっと特殊なドライバー(ラインヘッドネジ用)でした・・・
特殊ドライバーはあまり使わないということで、安いやつを買うと合わなかったりビスをなめたり、酷い目に何度も合っていますので、それなりのメーカー品を選んでいます。
まずは後ろ側のネジを外していきます。ネジを全部外すと上下に分かれました。
タップ部分の評価
コンタクト部を見てみると、リン青銅版で作っていると思われるもので、ばね性も板厚も十分にあり長期使用に耐えると思います。
電源ケーブルもVCTF1.8mm-3Cで、少し太くて硬いですがOKです。
内部のケーブルもコンタクト部と物理的に分けられており、噛み込みなどは起こりにくい設計となっています。コンタクト部とケーブルとの接続も圧着で十分な強度です。
タップ部はなかなか良い作りです。
電話保護部
電話線の雷保護は、3極アレスターで対応しています。
こちらも普通の使い方です。
USB連動制御部
USB側は、フォトカプラー(TLP627)にてアイソレーションされています。
・出力側は24VのDCリレーにてON-OFF 接点容量はAC16A
・DC24Vは、分圧抵抗で分圧後に整流
・USB側のケーブルが、AC線の下側に走っているが、ニュートラル側であるので許容範囲
・サージはZNR+フイルムコンデンサーで対策
・ZNRと直列に113℃15Aの温度・電流ヒューズにてショートモードを回避
シンプルで良い設計だと思います。(回路図はあえて乗せません)
組み立て
組み立ては、分解の逆の手順で問題ありませんが、内部の電線を噛み込まないように注意して組み立てます。プラスチックに直接ねじ込むタイプのタッピングネジは、力任せにねじ込むとプラスチック部分を破壊してネジか効かなくなるので注意してください。
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感想
品質の良いタップをこの値段で販売してくれる。サンワサプライさんに感謝です。
今までのモニターを切り忘れがなくなります。
周辺機器も多いので、これだけだと全部はコントロールできませんがACアダプター系は延長分岐ケーブルで対応しています。
かなり昔ですがZNRが出始めのころ、使い方が悪い機器が雷でショートモードになって、基板の電源パターンが全面的に焼け焦げてしまったことがありました。(昔の当社の機器です・・)
2021/3/18追記
USB連動ですので、USB電源を常時通電にしていると使えません。WoLをONにするとUSBが常時通電になるマザーボードもあるようですので、気を付けてください。
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