Amazonのブラックフライデーで20%OFFでしたので、予備機の3号機を購入しました。
基本的な改造は今まで通りですが、トロイダルコアを巻き戻してFRP補修材でがっちり固めます。
インダクタの改造内容
既存のインダクタは10uHですがTPA3245が到着することを前提にして、インダクタの容量を減らします。1mmの太い銅線で巻かれているトロイダルコアのインダクタを4巻きほど減らしたら1kHzで8.5uHになりました。固めてしまうので慎重に行います。コイルは交流を流すと磁界により動こうとするので固めると音質の向上が期待できます。
既存 10uH
既存のトロイダルコアのインダクタです。こちらは可もなく不可もなくです。
既存10uH改造 8.5uHへ
そこで既存のトロイダルコアを4巻きほどほどいてみました。
まずは既存のコイルを測定 測定周波数100kHzで9.2uHでした。今回のコイルで少な目のやつがあり、
それだけは3巻きほどきにして、合わせました。
やはり測定は大事です。
LCRメーター・DE-5000
なかなか使いやすくて良いです。100Hz-100kHzまで周波数を切り替えられるので、簡易的な周波数による測定が可能で、4線式測定なので誤差も少ない。
巻きを左右2回ずつ計4回ほどいた所
すべてのコイルが8.5uHになりました。
既存コイルの防振対策
柔らかめにするか硬めにするか迷ったのですが、カチカチに固まるFRP補修材を使うことにしました。
こちらの商品は粘度も丁度よく、垂れず肉痩せしにくいので使いやすいです。
本当はポッティング専用品を使うと良いのですが、使用時間が短いのと高価なので止めました・・・
FRP補修材
10年使っていますが、まだ使えます(笑)
サンハヤトの基板用ポッティング材
使い切りなのである程度の量がないと使いにくいです。その場合はフィルムコンデンサもやっちゃう手もありますが・・・電解系のコンデンサはNGです。弁をふさぐと酷いことに・・・
2液を同量チューブから出してよく混ぜます。よく混ぜないと硬化不良を起こしベタベタがずっと残りますので十分に混ぜてください。
硬化前に触ると酷いことになりますので、余った線を引っかけるようにして、ライトに引掛けておきます。
塗布後、24時間ほど放置して完全硬化してから実装します。
完全硬化しないで鳴らすと隙間が空くような気がするので我慢我慢・・・
24H後、カッチカッチになりました。
右のコイルはFRP補修材が足りなくなったので少な目・・・・
実装しました。今回は出力側のコンデンサを交換できるようにしました、出力なので今まではハンダ付けしてたのですが、面倒なのでIC用のコンタクトピンを使います。
FBの友人も行っていたのでパクりました。(笑)
後、TPA3255に行くところのコンデンサ4個もコンタクトピンを入れました。
こちらはバランス改造試験用になります。なるべく少ない部品でバランス改造したいと思います。
とりあえず、秋月の黄色の1.5uFと1000pFのスチコンで視聴
入力側はニチコンのNPの50V/10uFを入れました。向きを気にしなくていいので楽ちんです。
電源系はSWレギュレータOUTを25V/220uF・12V3端子を交換し16V/560uFのOSコンに交換
その他入力系は無改造
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視聴&まとめ
初号機・2号機に比べて電源のOSコンがエージングできていないので、女性ボーカルの高域側の歪はまだ残っていますが、楽器系の立ち上がりが良くなり気持ちよく聴けるようになりました。
エージング完了が楽しみですが、OSコンはハンダで熱を加えると200H以上エージングにかかるみたいなので正月くらいです。
しかし、色々構想はあるのですが、なかなか着手できず・・・
部品だけは購入して在庫がやばいことになっています。32V5A×2リニア電源リモート付・EKIO対応スーパーツイタ追加・バランスヘッドホンアンプ・USBアイソレータ用電源・A07バランス改造・TPA3245自作アンプなどいっぱいありすぎてやばいです・・・・
2024/8追記
この記事は後でコイルの過熱で他のコイルに交換しています・・・
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