Amazonで5mで安いCAT6AのLANケーブルを使って、個別シールドのLANケーブル&USBケーブルを作ってみます。LANケーブルのインピーダンスは100Ω前後のためうまく特性を合わせてUSBケーブルも作りたいなーと思ってます。
Amazon で見つけた安いケーブル 5m
外見確認
包装は普通のLANケーブルです。
コネクターカバーは、RJ45と一体圧着してありました。これなら抜けないですね。
(片側を外して正規っぽい1mを作成と思っていたんですが無理そうです)
ケーブルの太さは約6mm弱
ケーブルにはAとBがありますが、Bのほうが作りやすいのでお勧めです。
事前にLANケーブルを確認します。爪側から見て右にオレンジがあればタイプBです。
注意点は中央側のGND線をクロスすること(下図参照)
今回のケーブルは爪側から見て右にオレンジがあったのでBタイプです。
ケーブル分解
CAT6Aのケーブルですので、各ツイストペア―線に十字のセパレーターが入っています。
シールドは無・線の径はAWG26-8程度の撚り線でした。
インピーダンスの測定
インピーダンスはケーブルのLCで計算できるので、測定してZ=√L/Cで計算できます。
使用する周波数が高いのでもっと高い周波数で測りたかったのですが、100kHzがMaxでした。
100kHzでLが3.17uH・Cが228.9pFでしたので、100kHzでのインピーダンスは117.8Ωです。
Lは周波数が高くなると減少するので実際に使う帯域では、もう少しインピーダンスは下がると思われます。
家にあるRJ45 CAT6用の撚り線コネクターを使おうと思ったのですが、Amazonで安いシールド付のコネクタがあったので使ってみます。
コネクター内でなるべく撚り線をほどかないで接続するのが、LANケーブルの特性を維持するために必要ですので、このタイプのケーブルを先に出すタイプのほうが有利だと思っています。
構想
先人たちが色々検討した内容で100baseTのみとして不要な部分は、ターミネートします。
又、各ツイストペア―は個別に銅網線でシールドし、セパレーター+全体のシールド+コネクターのシールドも行い、ノイズに対して最大限に強化したいと思います。又、使っていない1000baseT以上のトランシーバーをターミネイトし、余計なノイズを減らします。
この場合の最大の欠点は、100baseTのみの対応になることですが、家のネットワークは遅めなのでOKとしちゃいます。まずはトライです。
上記をイメージ化した物が下図です。オレンジは51Ωの抵抗でXターミネーターで使います。
こちらは1000baseT側のトランシーバーのターミネートです。
Xターミネーターのアイデアは、かないまるさんのHPを参考にしました。どうもありがとうございます。
次に作ろうとしている空き端子用のターミネーター
Xターミネーターを1000baseT側にも使用します。
調べたらアリコバさんでも同じようなものを出しています。
今回使用するLANコネクター
外側にシールドが付いていて貫通式なので選びました。
又、パルストランスによるアイソレーションも検討していきます。
まとめ
前から構想があったのですが、後回しにしていましたがLANケーブルでの疑問がFBで上がっていたので、作ってみるかと思い立ち、書きかけだった記事を完成させました。
私の考えでは、LANケーブルで音が変わるのは、トランシーバーなどのノイズが回り込んでいるのが原因だと考えています。
光でアイソレーションしたり、パルストランスでアイソレーションしたりノイズ対策をすれば相当なレベルになると考えます。
まだ物がそろっていないので作成は後になりますが、急いで作って記事にしたいと思います。
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