我が家はマンションですので、大きな音を出せないため電動ドリルを使うときには気を使っています。
家の中央に廊下があり最も響かないので、そこで作業をしています。しかし、作業台に付いたカスなどの後片付けなどが大変なのでマスカーを使っています。これで作業範囲を覆えば後片付けは楽ちんです。
マスカーとは
高密度ポリエチレンフィルムをたたんでテープ状にし、仮止め用のテープが付いている物を言います。通常は塗料が付着しないように養生で使いますが、家ではドリルなどで鉄分などが飛び散るときや天井の換気扇掃除・エアコン掃除にも使っています。
下は布テープが付いていて、1800mm長のポリエチレンフィルムが折りたたまれているマスカーになります。フィルムの長さは500mmくらいから2700mmくらいまでが標準です。
今回はPanasonicの深型5連と3連のスイッチボックス(鉄板板厚1.6mm)に、ホールソーで20mmφの穴を開け、防水のケーブルグランド(筐体から防水でケーブルを出すときに使用)を取り付ける作業になります。
ホールソーでの穴あけは細かい鉄粉が飛び散り、色々なとこに付着し踏んだりすると刺さるので厄介です。掃除しても細かいところに入り込んだのが残り痛い目を見ています・・・
今回の使用工具など
作業台 BOSCHのバチ物・・
電ドル 昔の電工製
掃除機 Panasonicの安物
マスキングテープ
ホールソー BOSCHのホールソー
薄板加工用に使用・板厚0.5mmのため綺麗に穴あけが可能
掃除用の先端 Panasonicの手ぼうきノズル
先端にチューブとブラシが付いているので、ブラシでこすりながら掃除機で吸える。細かい部品は吸いにくく、紙とかも吸い付きにくいので便利・家の掃除が楽になります。
マスカー 1800mm以上の物
マスカーは大体1800mmの物を使用・ホームセンターでも安く買えます。
作業
作業台を廊下に出します。コンセントがありライトが上手く当たるところを選定
マスカー張り
工具台の倍くらいの長さにマスカーテープを壁面に貼っていきます。
柔らかい壁紙などは強く貼ると剥がす時に壁紙が剥がれますので注意!
周りにはねないように高めに張って、作業台の所で弛ませておきます。
(マスカーとともに材料を作業台に挟み込むため)前後も軽くマスキングテープで上げておくと、ゴミの飛散防止になります。
3連のスイッチボックスを挟み込んだところ
穴あけ
センターポンチで穴位置を決めて、2mm程度のドリルで下穴を開けます。
ホールソーで穴あけ
ホールソーはサイズや種類によって回転数が決まっています。回転数を守るように穴あけを行います。
薄刃なので、刃先が傷まないように押し付けすぎないようにします。時間がかかるときは途中で刃の温度を下げるために小休止をするか切削油を使います。切削油を使うと掃除が大変なので休止しつつ作業をしました。
途中で穴あけ具合を確認
思った以上に綺麗に切れます。
こまめに切りくずを掃除機で吸っておきます。
穴が開きました。薄刃なので切り口も綺麗です。
裏側
少しバリが出ますが、裏側なのでバリがあるまま締めこみます。バリが回り止めの役目をします。
掃除
掃除は簡単です。
マスキングテープを剥がして、マスカー内にごみがたまるように丸めてポイ!
木工だとゴミが軽いので多少飛び散ります。丸鋸とかトリマーなどの場合は、マスカーを巻き込むと大けがする可能性がありますのでマスカーは使用しないでください。
他に飛び散りが無いか確認して、掃除機で軽く吸えば完了です。
まとめ
簡単なシャーシー加工などで、金屑の掃除を簡単にする方法を記載しました。
工具の使い方で巻き込んでケガすることが無いように十分注意をしてください。
丸鋸やトリマーなどは、このやり方だと危険なので行わないでください。
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