FX-Audio D302J+ ハイレゾ対応 フルデジタルアンプ 購入・接続・分解チェック&視聴

最近DACとかもアナログ回路を通るので、フルデジタルアンプがとっても気になっていました。
しかし、狭い部屋で大型アンプを置くのも・・・今はBOSE 501zがお気に入り・・・ということで中華ベースのアンプを購入してみました。

仕様 


アナログ入力:1系統(ステレオRCA端子)
デジタル入力:3系統(USB TypeB / 光デジタル音声入力(角型)/ 同軸デジタル音声入力)
対応フォーマット:PCM [USB入力]最大24bit 96kHz / [光・同軸デジタル入力]最大24bit 192kHz
ヘッドフォン出力:3.5mmステレオミニジャック (オペアンプNE5532搭載ヘッドフォンアンプ内蔵)
出力端子:2chステレオスピーカー出力 (バナナプラグ対応金メッキ端子)
最大出力:最大15W×2ch(電源入力12V・4Ω時) / 対応スピーカー: 4Ω〜16Ω
電 源:DC12V 電源容量2A以上推奨
電源コネクター:外径5.5mm 内径2.1mm (センタープラス仕様)
機 能:デジタル3系統+アナログ1系統入力切替・トーンコントロール機能・ミュート機能
付属品:簡易説明書
サイズ:高さ33mm×幅133mm×奥行き108mm(突起部含まず)
重量:445g

2024年現在は、+がもう一つ付きました。

検討

光や同軸デジタル、USBやRCAからも入力でき、ヘッドホンアンプも内蔵です。
電子ボリュームもデジタルなのでなかなかいいかな?
間引いた時のビット消失はあまり考えないようにします・・・

構成からするとAKM4113直入力が通過回路が少なく、24bit/192kHz対応なので一番よさそうです。
ICが旭化成製なのも好感が持てます!

パワーが15Wなのが気がかりですが、まーあまり大きな音も出せないので妥協かなー
アンプのICがSTA369BWというICでした。スペックシートからだとまーまーな感じです。

ブロックダイヤグラムを載せておきます。

開封の儀

シンプルだけど、きちっとした箱に入っています。
緩衝材も必要十分です。

シルバーだと白文字なので、あまり見えません・・・
黒が売り切れだったので、シルバーにしたけど失敗だったかも・・・・
質感はなかなか良いので諦めます。どうせそんなに見ないし・・

端子は金メッキっぽいので高級感があります。

AC-DCアダプターは付属していないので、手持ちの12V-2.5Aの物を流用しました。
手持ちがない人は、一緒に購入してください。

接続・音出し

スピーカーケーブルは、棒端子で繋げていたのを切り飛ばし、丸端子にします。

しかし、スピーカー端子間が狭すぎて、接触してしまいます・・・
急遽、丸端子の先端に2mm程度の切り込みを入れ、ラジオペンチで絞ってサイズダウンさせました。
又、端子の根元も曲げています。
細いタイプの丸端子ならOKだったんですが、手持ちがなく・・・

RCA入力で確認

おー音が出ました。当たり前か・・・
音は今までのデジタルアンプと同じ傾向のS/Nがよくて元気な音です。

今のマザーはX370 TaichiでRealtek ALC1220を搭載していますので、音はそこそこ良いです。
DAC設定は24bit/192kHzで、アンプ内蔵のADC設定は24bit/96kHzでのヒアリングになります。

USB接続で確認

こちらも同じ傾向の音でした。
URI設定は24bit/96kHzが最大となります。

SPDIF入力で確認

最初、RCAのジャックを刺していて音が出なくて焦りましたが、抜いたら無事に音が出てくれました。
こちらのほうが私の好みです。ニッキ・パロットのボーカルが艶っぽく流れてきました。

音量を下げるとデジタルでビットが消えるのか、ちょっと悲しい音になっちゃいますが、ある程度の音量で流すと解像度が上がり気持ちよく聞けます。

24bit 192kHz対応可能なのは、同軸入力かSPDIF入力なので、フルデジタルの力を発揮させるのにはSPDIF入力するのが正解なようです。

中身の確認

分解

中身の確認をするので、軽く分解してみます。
10mmのロングボックスレンチとトルクスドライバーが必要でした。

まずはボリュームのノブを引っ張って抜きます。
その後に現れるナットを10mmのロングボックスで外します。

次に背面4か所のネジをトルクスドライバーで外します。

ボリューム側から軽く押し込むと基板が出てきました。

美しくレイアウトされた基板です。お店のカタログ写真とほぼ同一でした。
ハンダも綺麗に付いています。パワーIC近辺は背の高い部品が多いので、熱を奪われてハンダ付が悪いかもって気になっていたのですが問題ありませんでした。
手はんだ部分も問題はなく、長期の運用にも耐えそうです。
ボリュームがロータリーエンコーダーに変わっていますので、ガリとギャングエラーとは無縁です。

中央にDIP8ピンのオペアンプがありNE5532が使われています。(ヘッドホンアンプ出力用です)
これを高級なオペアンプに変えると自己満足度がぐっと上がると思いますので、私も手持ちのオペアンプに何種類か変えてヒアリングしたいと思います。
工程と部品代が増えてもDIPのソケットにしているあたりが、マニアの心を掴むんでしょうねー

MUSE8920に変えたところ

ヒアリング

家のヘッドホンは、AKG K240 Stadioで、AKGのモニターシリーズの中で、一番安いモデルです。
モニターとしての解像度は今一だと思いますが、普通に音楽を聴くにはそこそこいいです。

付属のNE5532のヒアリング

昔からある定番オペアンプです。今の最新OPアンプと比べるとスペック上は今一なところも多いですが、聴き疲れしない音です。

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感想

机の傍らにチョンと置けるサイズが素晴らしいです。これで入力4系統・フルデジタルでヘッドホンアンプ込みで1万しないなんて!いい世の中になりました。

最近は老化のせいで、25Hzー11KHzくらいまでしか聴き取れなくなってきているバカ耳なので繊細な音の差を聞き分けられるか自信がないですが、オペアンプの聴き比べのレビューをしてみたいと思います。秋月電子さんから結構な数を買い込みました!
(昔購入していたオペアンプはどこにしまったのか・・・出てきません)

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