前々から、電動ハンダ吸取り器が欲しかったのですが、大変でも手動スッポンで何とかなっていました。しかし、AIYIMA A07を改造したらパターンが剥離してしまい、やっぱ道具だよね ってことで購入することにしました。DESOLDERING TOOLって英語では言うのですね。
開封の儀
ケース付きで、なかなか良さそうです。
印刷もできるやつ的な感じ。
紙を外したところ
箱の内部
説明書がクシャクシャなのはいただけません・・・
3年保証なのは安心感があります。
左が1mmの先の掃除用・右が加熱部分の掃除用のクリーニングピンです。
本体とこて台・先端を外す治具(ノズルレンチ)・セラミックフイルタとフィルタの内部金具(プレフィルタ)が消耗品として付属しています。こて台は簡易的な物なので、狭い場所で使う私などは絶対に何かを溶かす・焦がすということをしてしまうので、昔使っていたこて台を出してきました。
多分30年ほど前に購入したこて台(goot ST-77)に実装したところ(goot ST-77)
重いので斜めですが安定もしていますので、問題ないでしょう。
まだST-77は同じものが売ってます。
使い方 HAKKO FR-301取扱説明書参照
① 準備
1. 電源プラグをコンセントに差し込みます。(100v)
2. 電源スイッチを on にします。
3. ノズルおよび加熱芯(ヒーター内部)が十分熱せられるまで、約1分間お待ちください。
設定温度に到達すると、led ランプが点滅します。
② はんだの除去
注意
• ポンプが動作しない時は直ちにノズルおよび加熱芯の クリーニング・フィルターの点検を行ってください。
• ポンプカバーは必ず取り付けて使用してください。
1.接合箇所のはんだがすべて溶けたことを確認します。 リード線をノズルに差し込んだままで、 軽くゆっくりとリード線を動かしてください。 リード線が簡単に動けばはんだがすべて溶けたと 考えられます。
2.接合箇所のはんだがすべて溶けたことを確認します。
リード線をノズルに差し込んだままで、 軽くゆっくりとリード線を動かしてください。
リード線が簡単に動けばはんだがすべて溶けたと 考えられます。
3.トリガーをひいて溶かしたはんだを吸引します。 フィルター等を付けずに吸引すると、ポンプが故障 します。ご注意ください。
4. 失敗した時は、新しいはんだでもう一度はんだ付け してからやり直します
クリーニングやメンテナンス、交換部品なども詳細に記載されていますので、長く使えると思います。
やはり日本の専門メーカ製は素晴らしいです。
実際に使ってみた
購入してすぐの小手先、穴をハンダで埋めています。
温度の設定
AIYIMA A07は多層基板ぽいですが、2の400℃に設定しました。
ここのLEDが点滅すると設定温度
こて台に入れると見えないので、少しマイナスポイント(裏側にも付けて欲しい)
A7の電解コンデンサを外してみました。
取扱説明書通りに、リード線に穴を差込んで揺らして、動いたらランドに密着させてトリガーON
結構な音がします・・・夜間は使用しないほうが良いです・・・
簡単にハンダが取れます。おーこれは便利 作業効率が10倍くらい上がります。
もっと早く買っとけばよかった・・・
たまにハンダが綺麗に取れていないやつは再ハンダは面倒なので、もう一回リード線を加熱して裏から引き抜いたら簡単です。(足が両方NGだとダメですけど)
多層基板はこての温度を上げるのじゃなくて、基板全体を加熱したほうが良さそうです。
こんな感じにハンダが吸い取れます。
A07はランドも穴も小さくGND側がベタなので苦労しましたが、これなら簡単。
プレフィルタに付いたハンダ
結構な量が付着します。
まとめ
使い始め、使い終わりにメンテナンスをするのは少々面倒ですが、これだけ綺麗に取れて基板も傷みにくいので最高です。もっと早く使えばよかったです。
実売2万程度はちょっと悩む金額ですが、リペアや改造する人にはむっちゃおすすめ
ノズルの種類もたくさんあり、長孔用は欲しいかな?ちと高いですけど・・・
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