LCRテスター DE-5000 高精度ケルビンクリップ チップ部品用に再改造

LCRテスター DE-5000を購入して色々測っていたのですが、プローブが今一でチップ部品用プローブが品切れのため前回作成したプローブを再改造しました。0603チップもはさめます。

使用部材

詳細は前回記事を参照のこと
 斬回記事:LCRテスター DE-5000 ケルビンクリップ タイプに改造1

ケルビンクリップ

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2芯シールド付きケーブル(カナレ  L-2B2AT) 50cm

DE-5000用 テストリード Tl-21

熱収縮チューブ 5mm径 赤・黒 50mm使用

束線バンド 小 1本

布アセテートテープ 5mm×60mm×2使用
 厚みがあり貼りやすく強度も高い・クリップ内のばねと電極部分の絶縁に使用
 既設で付いているテープが破れた場合に使用

使用工具など

ハンダゴテ

クリップ部分は厚めの真鍮のため、熱容量が高い物を使用したほうがよい。
 60W以上がお勧め
 基板のリワークなどと共用なら温度調整ハンダゴテがお勧め!
 買うならgoot PX-280がお勧めだが在庫なし・・・
 デジタル表示がなくても良いなら、PX-201が安くて良いかも(実売3,600円前後)

私が使っている中国製8786Dというリワークステーションは熱容量が少ないのが欠点だが、少し時間をかければ問題なく使える。ホットエアーも付いている万能選手
2022/5 円安で値段も上昇しているのが痛い・・私が購入した時は5,000円しなかった・・・・

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DIYメッキ

メッキ工房が自分で簡単にメッキができるのでお勧め
ニッケル・銅・金メッキが可能なセットが使いやすい。

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クリップ部の変更作業

クリップの分解

クリップのばねを後ろから抜き取る。
薄手のヘラなどで隙間を開けて、マイナスドライバーを2本突っ込み引っ張り出す。メッキをするため絶縁シートは剥がした。

上からばね・本体・クリップ部

クリップのへこみはこの突起の間に入れて固定用

ハンダメッキ

厚手の真鍮製の金具なので、事前にハンダメッキをしておく。
濡れ性が悪いので十分なフラックスが必要。

メッキ後の写真しかなかったが、ここまでハンダメッキを行った。

クリップ部を平らにする

やすりでクリップ部の歯を平らにする。
チップ部品を挟みやすくするため溝はわずかに残す。

写真は銅メッキ後

DIYメッキ

メッキ工房でメッキを行う。今回は真鍮製なので、銅メッキを行ってから金メッキを行った。
導電性の向上と柔らかい24金で接触性の向上を図る。

IPAで洗浄後、脱脂液で電気脱脂を行う。

上が素地・下が銅メッキ後洗っていないのと研磨もしていないので色は悪い。

銅メッキ完了後に洗浄した物

その後、金メッキ 金メッキは先端部分を念入りにメッキする。

ハンダ付け

はさむ向きを確認してハンダ付けを行う。
真ん中の穴を使うと、ばねがぎりぎりまで来るので表から通して裏でもハンダ付けした。
なるべく薄くハンダを盛る。

表側も同様に薄く

凹んだところをケーブル抑えとして使う。ナイロンの釣り糸で縛った。
テープは布アセテートテープが行方不明のため、耐熱のカプトンテープで絶縁した。
とりあえずは絶縁されているので良しとしよう・・・

ばねを圧縮して中に入れたら完成

硬いので気を付けないとばねが飛んでいく・・・写真もなかった・・・

実測

キャリブレーションをして測定したら、すべてゼロ・もしくはOL.となった。銅メッキ+金メッキの効果が出ているのかもしれない。前回はCsが0.1pF表示

1005サイズ(1mm×0.5mm)のチップを挟んで測定

下地が銅メッキだと金メッキが薄すぎて銅色が勝ってしまう。金メッキ!という感じにするには素地を研磨剤でピカピカに磨いて、ニッケルメッキ後に金メッキが必要だが、実用主体で面倒な磨きは行わなかった。

チップ部品も一度挟めば、力の入れ具合が変化しないので飛ぶことは少ない。

サイズ感はこんな感じ

まとめ

これでチップ部品が飛んで無くなることも激減すると思います。はさむ強度も丁度よく0603チップでも問題なく測定できそうです。

ピンセットで挟むタイプだと常時力が必要で、力がずれると飛んで行ってしまうことが多かったのですが、このタイプならセットできれば力は要らないので測定に集中できます。

自画自賛ですが、とってもよく出来たと思います!

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