AIRTIGHT AL-05 をまねして ONKYO OM-OF101の箱を作る 視聴 その2

なかなか良い音で鳴ってくれる箱ですが、次は密閉を試してみたいと思います。バスレフのポートを取り出して奥まで入る板を突っ込んで、吸音材をたっぷり入れて聞いてみます。100-200Hzの低域が持ち上がってボン付いた感じになってしまいました・・・速攻で元に戻し吸音材をたっぷり入れると改善はしますが密閉箱と同じ傾向で吸音材がないほうが良いです・・・
ということでポート長は155mmに決定し、吸音材の量で音の傾向を変えていきたいと思います。

このスピーカーはPCサイドに設置してあり、ニアフィールドでBGM的に鳴らしていますので、小音量でも解像度が高い音を目指したいと思います。

裏板は3mmのキャップスクリュー(6角穴付きボルト)で、留めていますのでドライバーで開けて吸音材やポート長を変更できるようにしています。

バスレフ用のポート長変更用の板
こんな感じで入れるので抜くときは大変です

密閉にした場合

中低域が盛り上がったような音になって、女性ボーカルが引っ込んだような感じになってしまいました。吸音材もみっちり入れたのでそのせいもあるかもしれません。
バスドラの音がスカスカして締まりがありません・・・

とりあえず好みの音にはならなかったので、速攻で元の155mmのポート長に変えました。

グラスウールはちくちくして好きになれないため今回は、熱帯魚濾過用のロカ綿というのを使いました。吸音材としても値段が安くて評判は良いようです。

ジェックス
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ポート長155mm 

吸音材多め

密閉より改善しましたが、まだボン付くような中低音が耳障りです。女性ボーカルはまずまず聴けるようになりましたが、ソウルとかロックのバスドラの切れが今一つで耳障りに感じます。

吸音材 両側板に20mm

低域のボン付きが無くなって、全体的に聴けるようになりました。女性ボーカルもきつさは残っていますが、比較的フラットな特性になりました。

吸音材無し

次に最初の吸音材無しで聴いてみました。低域はしまっていいのですが、女性ボーカルの艶っぽさが無くなってしまい、きつめの音になってしまいました。解像度は高くなった感じなのですが、とっても聞き疲れします・・・

ポート長について

ポート長は変えられるようにしていたのですが、キツキツなのをハンマーで打ち込んだので、手では取れません・・・バールで取ろうとしたのですが、エンクロージャーがミシミシいったので中止となりました・・・ 残念です。

振動吸収用シリコンゴムの有無について

スピーカーのフレームからの振動をカットするために、シリコンゴムとプラスチック系の中では最高強度を誇るREMYボルトで振動をブロックするようにしました。

シリコンゴムあり

吸音材を多く入れるとあまり差が出ないのですが、吸音材無しだとエンクロージャーからの音の響きが綺麗に聞こえます。特に低域から中低域までの濁りが減りました。

シリコンゴムなし

特に中低域に付帯音が付く感じで濁ったように聞こえます。直接比較するとはっきり分かります。
このサイズだと共振周波数は100Hz前後(リブとかで変わりますが)と推察できるので、そこが少し減るだけで結構変わります。

仕事柄、年に数回は小型から大型までの振動試験機で機器を揺らしていますが、設計が悪い携帯機などは4Gでの加速試験を共振点で行うと、あっという間にバラバラになってしまいます・・・(20年ほど前の話です・今は設計時にシミュレーションするのであまりひどいのはないです)

シリコンのOリングはAliexpressで購入しました。

まとめ

色々試しましたが、吸音材を両サイドに20mm入れた音が比較的好みでしたので、こちらでしばらく聞いてみたいと思います。

FBの「オーディオマニア」で【年末年始空気録音大会】という会がありましたので、課題曲をipone XRで録音してみました。音源はAmazonMusic HDです。新しいiphoneだと結構聞けるらしいのですが、今一な音でした・・・・
これでiphone13を買う気になるかもです!ちょっと高すぎですが・・・・

iphone XRの周波数特性 他の機器で調整した後なので低域以外は大体あっていると思います。

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