Panasonicの冷蔵庫「NR-F503T」2009年製造のボトルシェフ(ボトルを入れる透明プラスチック製の棚)が割れて修理しようと思ったのですが、交換部品が今も売っているようなので部品を取り寄せて交換しました。

交換した部品
型番は「 CNRAD-303650」となります。

適用機種
NR-F452TM、NR-F503T、NR-F601XV、NR-F472T-SR、NR-F551XV、NR-F474TM-N、NR-F553T、NR-F474TM、NR-F502TM、NR-F504T、NR-F473TM、NR-F501XV、NR-F532T、NR-F474TM-S、NR-F554T-N、NR-F603T、NR-F604T
取扱説明書
取扱説明書は、「サポートページ」から機種名を選択して探せます。
壊れた部品





PS(ポリスチレン)製の部品でした。
PSの特性を調べました。
PS(ポリスチレン)の物性の特徴
5大汎用樹脂(PE(高密度、低密度)、PP、PVC そしてPS)のうちの一つであり、安価で生活用品など身近なものがPSでできている。
大きく分けて2種類あり、透明な汎用ポリスチレン(GPPS)、ゴムを加えたポリマーアロイで乳白色の耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)が代表的。
汎用ポリスチレン GPPS (General Purpose olysthylene)
特徴
透明性が良い
光透過性はガラスに近い。アクリルより劣る。
軽量 比重はPP、PEに次いで小さい。
成形しやすい 溶融粘度が低く、溶融時の熱安定性も良い。
着色も自由にできる。 さらに成形品の寸法安定性が良い。
電気的特性に優れる体積抵抗率と絶縁破壊強さが高い。
誘電率と誘電正接が低い。高周波特性が良い。
耐候性 PMMAには劣るが、耐放射線性はプラスチックの中でも最高位。
耐薬品性 酸、アルカリ、塩類など優れた耐性を持つ。
発砲させやすい 軽量で断熱効果が高くなる。
軟化温度が低い 連続耐熱温度は、60~80℃
耐衝撃性が良くない → 硬いが脆い。油類、有機溶媒類に弱い → 軟化、溶解する。
過去の修理?交換履歴
2015年頃
冷蔵庫の冷えが悪くなった。
冷蔵庫の後ろ上部の熱交換機・ファンが埃まみれで排気がうまくいっていなかった。
熱交換機周りの分解清掃
FANを新品に交換(動作はしていたが劣化が心配なので交換)
パッキンが劣化していたので、隙間テープで補修

2018年頃
製氷皿から水が落ちて、氷が塊になる。氷が落ちない物がある。
・製氷皿にカルシウムが固着していた。
・なかなか落ちず傷ついたので交換

又、氷の受け皿(貯氷皿)も割れがあったため交換
(アイスマット、アイススコップは別売)

ついでに製氷皿のフィルターも交換

省エネ特性
15年前の冷蔵庫と最新冷蔵庫を比較してみました。
基準が異なるので単純には比較できませんが、新しい基準の方が厳しいので目安にはなると思います。
NR-F503T

年間消費電力 380kw/年
NR-F50HY2
Panasonicの最新冷蔵庫「NR-F50HY2」 2025/4発売予定
省エネ基準が変わっているので単純には比較できませんが、30%以上省エネになっており、電動機の消費が大幅に減っています。
定格内容積 | 501L | ||
各室容量 | 冷蔵室 | 定格内容積 | 251L |
食品収納スペース | <190L>うち、パーシャル/チルド切替室<14L> | ||
製氷室 | 17L<4L> | ||
クーリングアシストルーム | 28L<13L> | ||
冷凍室 | 101L<64L> | ||
野菜室 | 104L<73L> | ||
年間消費電力量 | 50Hz | 258kWh/年 | |
60Hz | 258kWh/年 | ||
定格消費電力 | 電動機 | 50Hz | 86W |
60Hz | 86W | ||
電熱装置 | 50Hz | 179W | |
60Hz | 179W | ||
省エネ基準達成率 | 109% | ||
外形寸法(幅×奥行×高さ) | 650×650×1850mm | ||
据付必要奥行寸法 | 650mm | ||
質量 | 101kg |
まとめ
15年もたつのに今でも補修部品があって良かったです。
値段もやすいですし、さすがPanasonicですね。
他にも交換できる部品が多数あったので、割れとかがないかを確認して今のうちに交換しておきたいと思います。
その当時で最高に近い省エネ性能があったので、もう少し使っていきたいと思います。
新しい冷蔵庫も考えたのですが、30万近くするので検討中
嫁さんがデカい食器入れを購入したので食器ダンスを外さないと出ない、入らないという問題もありますが・・
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