PAM8406が到着するのを待てず、共立電子さんの完成基板「WP-AMP7266」を購入しちゃいました。
TDA7266は小パワーながら音質には定評があるアンプです。出力も7W×2あるので、家のスピーカーでも何とか鳴らせそうです。
キットがあればよかったのですが、完成基板しかなかったので改造していきたいと思っています。
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/s-IMG_5936.jpg)
TDA7266仕様 マウザーさんのHPより参照
- 広い供給電圧範囲 (3 ~ 18 V)
- 最小限の外付け部品
- SWRコンデンサなし
- ブートストラップなし
- ブシュロセルなし
- 内部固定ゲイン
- スタンバイ機能とミュート機能
- 短絡保護
- 熱過負荷保護
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/image-13.png)
ローコスト版のサンプル回路
共立電子さんの回路とほぼ一緒
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/image-15.png)
部品配置もほとんど一緒
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/image-18.png)
周波数特性や歪もスペック上は今一です。
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/image-16.png)
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/image-17.png)
WP-AMP7266仕様
- 電源電圧:DC10~14V(推奨12V)
- 出力:
・5W+5W(8Ω):THD 0.2% 1kHz
・8W+8W(8Ω):THD 10% 1kHz - 入力:ラインレベル
- 基板サイズ:72(W)×60(D)×32(H)mm
歪率や周波数特性はあまり良くないですが、音が良いということで購入しました。
周波数特性は入力インピーダンスに比べて、入力のコンデンサの容量が低いのが原因だと思っています。
標準アプリケーションだと0.22uFですし、WP-AMP7266でも1uFですので、3-5uFくらいにすると落ち始めるのが30Hz程度に改善できると考えています。
共立電子さんの特性・入力カップリングが1uFなので低域はサンプル回路よりも伸びています。
f0が5Hzくらいです。3uFくらいにすれば2Hz以下になるので、気にならないくらいになります。
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/image-11.jpg)
現物確認
電源の電解コンデンサはニチコンのゴールド・抵抗は金属皮膜抵抗・カップリングコンデンサはWIMAです。そこそこといった構成です。
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/s-IMG_5936-1.jpg)
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/s-IMG_5938.jpg)
IC以外はフローしています。
ICはフロー後放熱器に取付てから、手ハンダしていました。この方法だとICの足に力がかかりにくいので良い作りだと思います。
![](https://office-mos.com/wp-content/uploads/2023/06/s-IMG_5937.jpg)
まとめ
共立電子さんのTDA7266完成基板を購入してみました。
値段は中国製品に比べれば高いですが、放熱器も大きく部品も吟味してありますので、トータルでは高くないと感じます。パターンにも余裕があるので改造には適しています。
次回は周辺を接続して、視聴していきたいと思います。
PAM8406のキットも共立電子さんにありましたので、当初からこちらを購入すれば改造も簡単だったと思います。
D級/AB級切替可能 PAM8406ERミニパワーアンプ デジットオリジナルパーツセット / 組立キット
PAM8406kit
2023/6現在、在庫切れです。
![](https://eleshop.jp/PRODUCTS/CATALOG/P/pam8604kit.gif)
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