AIYIMA A07 ツィーター用2号機を購入・改造

1号機の最終改造がまだですが、早めにツイーター用のアンプを仕上げたいので、AIYIMA A07を追加購入しました。早速開封して聞いてみましたが思った以上に音が良い!
コンデンサーの構成も違うのもあるのかもしれません。又、PCやスーパーウーハーのアイソレーションなども効いているのだと思っています。

前回から異なる部分

入力の50V1200uFのコンデンサが、違うメーカーになり50V1500uFに容量アップ
12V以下の平滑用コンデンサメーカーが異なる
出力の1uFのコンデンサの種類が異なる

目視で異なる部分は以上です。入力コンデンサが大きくなったのは良いです。

改造案

改造は前回効果の高かった改造を行い、比較しながら確認していきます。

又、出力コンデンサは違う物でも聴いてきたいと思います。

1.0Ω抵抗をチップインダクタに変更
2.出力コンデンサの交換
3.平衡入力に変更(

0Ω抵抗をチップインダクターに変更

AIYIMA A07の12V系には0Ω抵抗と0.1uFが入っています。リファレンスでは3.3Ωの抵抗が入っているのですが0Ω抵抗に変わっていました。GVDDは内部回路の電源ですので、フィルタを入れて対策します。

内容

枠で囲ったところの0Ω抵抗を1uHのチップインダクタに変更

改造

GVDD/DVDDに入っている0Ω抵抗をチップインダクタに交換
0.1uFのコンデンサがGND間に入っているので、10k程度のLPFとして働くはずです。TPA3255の発振周波数は450k-600k(設定による)なので、十分な性能改善が期待できます。

半田ごてでの作業

最初にフラックスを該当箇所に塗布しておきます。
熱を加えたくない所はアルミテープで保護

2本の加熱された半田ごてをチップ抵抗の両側に当て、ハンダが溶けたら基板外へ移動させます。

ホットガンで試したら、チップコンデンサも取れてしまいました・・・・
写真では104のコンデンサも外れちゃいました

ハンダ吸取り線でハンダを綺麗に取り、上側のランドに極少量新しいハンダを盛ります。

交換するチップをピンセットでハンダを盛った部分に滑り込ませます。同時に半田ごてで加熱
すると片側が固定されます。チップの角度が変わった場合はハンダを溶かしながら調整します。
今回は同様に3箇所行います。

位置合わせも完了したら、反対側もハンダ付けします。

目視&テスターでの導通・ショートがなければ、IPAとキムワイプで清掃して完了。

最後にヒートシンクと接触する可能性があるので、カプトンテープなどの耐熱テープで保護してください。

間違え防止

同じA07が2台になって間違えないように、フロントのキャップボルト(6角レンチのネジ)を標準のシルバーから黒に交換します。こっちのほうが好みです。

下が初号機・上が2号機

キャップボルトは黒染め全ネジ M3×10 でぴったりです。

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仮運用

前回、机の上用のガラスキーボード台を購入したので、そのまま仮置き運用できます!
傷もつきにくいし、ショートしないので良いです。

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視聴&まとめ

回同様で発振周波数の周り込みが減り歪感が減少しました。
大幅改造した初号機と聴き比べても、いい線まできています。
やはり、ここにLCフィルタを入れるのが私的には一番効きました。

1608(1.6mm×0.8mm)のチップ抵抗を交換するのは、目にきついですが先の細い半田ごてが2本あればできるので試してみるのも面白いですよ。ただ自己責任でお願いします。

注意事項
改造行為はある程度以上の道具と熟練度が必要ですので、電気やハンダ付けの知識がない人にはお勧めできません。

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デジタルアンプ 関連記事 まとめ
当ブログも500記事を超えたので過去記事のまとめを作成します。今回はデジタルアンプ関係になります。数えてみると足かけ2年30記事以上を書かせてもらいました。A07にかけたコストは本体の30倍以上、時間をコストに換算すると100倍くらいになるかもしれません。

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