SMSLからmosFETとツェナーダイオードが届くのが待てないので、PチャンネルmosFETとツェナーダイオードの代品でとりあえず修理をすることにしました。秋月電子でのお買い物です。
代品として、PchチップMOS-FETとツェナーダイオードで交換してみることにしました。ツェナーダイオードはノイズを出すので、次はLED3連で置き換え、電解コンデンサーを積層チップコンデンサーに換装を検討します。
故障中には昔使っていた、FX-Audio_D302J+で音楽を聴いていたのですが、不満が結構ありました。
そのうちFX-Audio_D302J+も改造して視聴をして見たいと思います。先人が結構いじっていましたので色々真似をして見たいと思います。
交換作業
基板を80℃程度で1時間程度温めます。湿気が残ったまま半田ごてなどで急激に温めると、プラスチック部分にクラックなどが入って故障を拡大させる恐れがあるからです。
昔から使っている保温プレートに温度コントローラーを付けて温度調整をしています。
まずツェナーダイオードを取り外します。外して導通を確認するとショートモードで故障していました。
280℃に熱したホットガンで温めて、ピンセットでつまむと簡単に外れます。
次にPチャンネルmosFETも交換・こちらも不良・・・
ツェナーはもともと1.25Wものだったのですが1Wで代用・熱がやばそうなのでリードを長めにセット
黒の艶消し基板のため、IPAで洗浄してもフラックスの跡が目立ちます・・・
FETは微妙に曲がって付いちゃいました・・・
電源部の基板だけで、電圧チェック・ツェナー部に5.6V出力されています。
2階建て基板用コネクターにも5.6Vを確認
2F建て基板を装着・電圧チェック
3.3Vなどのチェックポイントにも正常な電圧が出ました。 ホッ!他は壊れていないようです。
全部を接続し音出し
正常に音が出ました。よかったー。
愛用のツールたち
極細チタンピンセット
チップ部品などをつまむには最適です。ステンレスピンセットは、磁化しているので1005程度の抵抗などがくっついて作業が面倒です。チタンなら磁化しないので作業が楽になります。先端も鋭利で合わせも綺麗なので使いやすい。
作業ヘラ
ミネシマの作業ヘラ・TM-102はしなやかさが素晴らしく他のヘラは使えなくなりました。
実体顕微鏡(ニコンSMZ-10)
細かい作業を行う時には必須です。老眼にも優しいニコンの実態顕微鏡です。
ヤクオフで4万ほどで購入しました。
保温プレート
東芝の保温プレートで、60Wの電熱ヒーターとサーモスタットとの組み合わせ
シンプルなので改造もしやすく、IHみたいに急激に温度が上がらない点も○
最近はIHばっかりでなかなか使いやすくて安いのがありませんね・・・
リワークステーション(半田ごて+ホットエアー)
中国製をAliexpressで購入。ハンダの電源容量が少なめなのであったまるまでの時間が少しかかるのが難点ですが、それ以外は特に不満はありません。
お願い
このブログの購入リンクは、アフィリエイトリンクになっているリンクがあります。
購入して自分で試したもので構成されておりますので、記事が気に入っていただけたらリンクを押して購入(記事の商品でなくても)していただけると、とても嬉しいです。
売り上げはブログの充実に当てていますので宜しくお願いします。
まとめ
とりあえずの修理は完了。SMSLの技術者さんに感謝です。部品が中国から届いたら、改造をしていこうと思います。どのようにいじるか考えるのも楽しみです。
電解コンデンサーを交換とか、ツェナーをLEDに交換とか、内部電源をノイズの少ない電源に交換とか妄想ばかりが広がります。
コメント