高性能だと言われて評判の良いTDKラムダ 電源ライン用EMCフィルタ RSAN-2006を購入して、ACアダプタや安定化電源・PCなどに入れて評価してみましたのでレビューします。
オーディオの音質評価になります。
ポチップ
機器選定
値段が電流が増えてもあまり変わらないので、電流容量の大きいやつを選ぼうとしたら、減衰周波数特性と直流抵抗が異なっているのに気が付きました。低い周波数まで減衰させるには電流容量の少ないほうが有利ですが直流抵抗値が増えます。
今回は6Aタイプを購入してみました。
このタイプはモーター制御機器などには入れてはいけないので、注意してください。
TDKラムダ 電源ライン用EMCフィルタ RSANシリーズ
TDKラムダは、電源関係に特化した会社で、AC-DCなど高信頼の製品を作っています。
RSANシリーズの電源ライン用EMCフィルタは、定格AC250V/3Aから300Aまでラインナップされており、背の低い汎用タイプになります。
特長
RSEN シリーズのコモンモードコイル磁芯にアモルファスコアを採用しており、機器の誤動作防止に効果があります。
セルフアップねじ、開閉式カバーにより配線作業性が向上
オプションとして低漏洩電流特性タイプ、DIN レール取付対応タイプをラインアップ
認可取得安全規格
UL1283 UL File No. E62388
CSA C22.2 No.8 CSA File No. LR76849
EN60939-1/-2（ENEC14） Licence Ref. No. SE/07115-2
PSEは製品規格なので、部品レベルには適用されません。
ケーブル接続
取付ネジはM4ですのでM4の丸端子を使います。
ネジの部分は緩めるとポップアップしますが抜けません。丸端子も接続できるように隙間が空く構造になっています。（電源には丸端子を使ってください）
端子部には跳ね上げ式のカバーが付いています。
カバーを無くしたりしないので便利です。テスターリードはカバーを付けたままで触れるように穴が開いていて電圧確認も容易です。
ACコンセント取付
ACコンセントはPanasonicのWN1512を使い、1.6mmの単線で接続
単線をネジ端子にそのまま入れるときには、締めこむ方向に電線の先を合わせてください。
締めこんだ時に線がほどけません。
視聴
今回はPCの入力・デジタルアンプのACアダプターの入力・デジタルアンプのシリーズレギュレターの入力・DACの入力に入れてみます。
PCの入力
全体的に静粛度が上がった気がする。音のバランスは入れる前との差は少ないかな。
デジタルアンプのACアダプタの入力に挿入
大きくは変わらず。少々静粛度が上がったかなという程度です。
デジタルアンプのシリーズレギュレータの入力
ACアダプターより静粛度が上がりました。音質的にはメリハリが減った感じ。
DACの入力
音のバランスが変わった。静粛度も少々向上。中低音が太くなった。
まとめ
TDKラムダ 電源ライン用EMCフィルタ RSAN-2006を購入して色々な場所に挿入して音質の比較を行ってみました。
まだ予想の域を出ていませんが、まとめると
・PCの電源からのノイズは結構出ていて音を汚していると思う。
・デジタルアンプのACアダプタは離してあるのもあると思うが、大きくは変わらなかった。
・デジタルアンプのシリーズレギュレータの前でも結構変わる。
・DACへのノイズも結構あるが、周波数バランスが変わったのはよくわからない・・・
TDKラムダ 電源ライン用EMCフィルタ RSAN-2006を入れてもシリーズレギュレータ以外は劣化した感じはしなかったので、何個か購入して複合的なテストもしようと思っています。
今回朝3:00頃に菊水のPMS35-3Aの電源をいれたら、わずかに電源トランスが唸っているのに気が付きました・・・DCサプレッサーも入れるのを検討しなくては！
コンセントをいじる工事は簡単ですが、電気工事士の資格がないと作業してはいけません。
電気工事士は高校生でもとれる簡単な試験（実技がありますが・・・）なので、自分でいじりたい人はチャレンジするのも良いかと思います。
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参考資料：性能抜粋
電気的特性
サイズ
減衰周波数特性
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