古い鉄中華鍋(フライパン)を 油慣らし その3 リセット・・・

いろいろ紆余曲折しながら油慣らしを行ってきましたが、やはりこびりつきます。昔赤錆を出したところの微妙な凸凹がダメなようです。全部リセットして凸凹が治るまで磨きます・・・
失敗ばかりで悲しいですが、ここまで来たら意地で頑張ります!いい中華鍋にして嫁さんに自慢したい!

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今までの経緯 まとめ

失敗したことや、実験した内容を記載します。

表面の凸凹を綺麗にならす

表面の凸凹を綺麗にして、つるつるの状態にしないと駄目みたい・・・
サンドペーパーで2時間ほどやってみたのですが、赤錆での傷は深く手が先にやられる始末、しょうがないのでドリルの先に付ける工具を購入して対応します・・・

この程度だと、くっつくのが判明・・・

2時間120番のサンドペーパーで磨いた後、まだ深い傷が残っています。

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2022/6/22追記
なぜか発送不良で返金になってしまいました・・・

黒錆化

最近の温度調整するタイプのコンロでは、十分な黒錆化ができない。(高温炒めがある機種ならある程度可能)
カセットコンロやガスバーナーなどを使って、温度をなるべく上げる必要があり。

カセットコンロなどの場合は、ボンベが加熱すると爆発する可能性があるので、ボンベの温度上昇は十分に注意する。

油の選定

今回の油慣らしで分かったことは、乾性油というタイプを使わないと硬化しにくい。こちらはヨウ素価という数値で高いほうが硬化がしやすいので以下の油を使うと硬化する。
最近は酸性化しにくい加工がされている物もあり注意、酸化しにくい油は硬化もしにくい。

亜麻仁油     168-190 
サフラワー油   120-150
ヒマワリ種子油  113-146
ブドウ種子油   107-143
ダイズ油     114-138

高温にすると臭いのが難点

こちらはあまり硬化しなかった油

酸化対応しているみたいで硬化しにくい

硬化はしにくいみたいだけど、臭いがしないのと皮膜が柔軟で剝がれにくいらしい。

2022/6/22追記
油は普通のサラダ油でも問題なく硬化しましたので、サラダ油でも良いかと思います。

油の量

普通に塗ってから焼くと、油が流れて表面張力でぼつぼつのまま硬化してしまいました。
全体に塗ってからキッチンペーパーで手に付かないくらい、ふき取るようにしないと凸凹が出るようです。

焼く温度

各油の臭くならない温度以上に油温をあげない。変質すると臭いが出る。
亜麻仁油では160℃を超えると臭くて使う気にならない・・・

2022/6/23追記
普通のサラダオイルでもオーブンで焼けば硬化しました。特別にオイルは買わなくても大丈夫そう。
260℃・230℃・200℃を30分と試してみました。

260℃は焦げ臭いにおいが立ち込めます・・・中止
230℃は260℃よりかはましですが、焦げ臭い・・・
200℃は臭いがあまりしません。

200℃でも問題なく硬化しましたので、次回から200℃で焼いていきたいと思います。

油ポット

毎回油返しを行う必要がありオイルが汚れるので、フィルター付きの濾過ポッドを購入。
熱い油も入れるので金属製でフッ素コートのオイルポッドを選定、大きいと場所を取るので0.9リットルサイズ。

フィルター 5個入り 結構汚れるので予備は必要。ホームセンターだと高め・・・
新品だと思った以上に綺麗になりうれしい。新品は結構なオイルの量を吸うのが難点かな・・・

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まとめ

これで3回も失敗して、結構な落ち込み・・・
昔、赤錆が出た中華鍋で前回の油慣らしでNGだったのは、赤錆の跡を取り切れなかったせいだとおもいます。まーそれでも色々な実験で知見がたまったので良しとします。

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