音楽&Web用 超小型PC BeeLonk EQ12 Proレビュー

今までのPCはミディアムタワーで場所を取っており、排熱も多く夏は結構な室温になるので、PCの交換を検討してきました。65W級のインテルCPUも検討したのですが、どうせなら9Wのi3-N305を使った9W(MAX25W)の超小型のミニPCを使ってみます。今回はBeeLinkのEQ12 Proを購入しました。

もうAmazonでは売っていないようです・・・

EQ12 Proスペック

このレベルのミニPCが5万位以下で手に入るとはいい世の中になりました。
ただサイズが小さいので、どこまで放熱できるかを気にする必要があります。
FANの音が爆音だと悲しいですから・・・

メーカー‎Beelink
サイズ‎115mm x 125mm x 42mm 760 g
CPUIntel ‎i3-N305
CPU速度‎3.8 GHz
RAM容量‎16 GB
メモリタイプ‎DDR5 SDRAM
HDD容量‎500 GB
ハードディスク種類‎SSD
HDDインターフェース‎Solid State
ハードウェアプラットフォーム‎Mini pc
OS‎OS
商品の重量‎760 g

N305・i5-1137G7・N100との比較

開封の儀

とてもPCとは思えないコンパクトさです。
これで8コアで3.8GHz・SSD512G・DDR516M内蔵とはすばらしい。
梱包もシュリンクしてあって綺麗でした。

マニュアルと本体・付属品が綺麗にまとまっています。

ミニPC本体
ビニールが全体を覆っていて、梱包にも気を使っていることが分かります。
最近の中華品も質が良くなりました。

ACアダプターはDC12V3Aで2重絶縁です。PSEもTUV認証で会社名もあるので正式なPSEですね。
後の付属品はHDMIケーブルの長短各1本・VISAマウント金具とビスでした。

フロントパネルには、電源スイッチ・音声入出力の3.5mm・USB3.2が2口です。

リアには、USB3.2・USB-C・LAN2ポート・HDMI出力2ポート・電源ジャックとなります。
出来ればUSBがもう2ポートあればよかったのですが、最低ラインはクリアーしています。

動作確認・動作音も確認

まず付属のACアダプターを刺して、Windows11proの設定を行います。
初期にキーボードが106を選べず101でしたので多少面倒でしたが、特に問題なくインストールは完了。
特に気になっていた音も、耳を10cmくらいまで近づけてFANの音がするくらいなので、FANレスの必要性は低くなりました!とっても嬉しいです!

Wi-Fi・Bluetooth・有線LAN・HDMI・USB・メモリなど特に問題なし

アプリをインストール

音楽系のアプリとOffice2021・ブログ作成用のアプリ・LINEなどを入れます。

音楽系アプリをインストール

AmazonMusicEKIO(ソフトチャンネルデバイダー)・Voicemeeter banana(高機能仮想ミキサー)・DM7ドライバー(8chマルチDAC)

EKIOのHPでVoicemeeter bananaでのEKIOの動かし方が載っていたので、今まで制限の多かったASIO4ALLから切り替えたいと思います。
EKIO:参考ページ http://www.lupisoft.com/ekio/articles/using-voicemeeter.htm

EKIOVoicemeeter bananaはWindows11には完全対応していないらしく、スタートアップで動かすとうまく動きません。
こちらはもう少し調べて記事にしたいと思います。

しかし、起動後に手動で入れれば問題なく動きますので、今回は良しとします。

その他のアプリをインストール

こちらはWindows11対応のものが多いので、特に問題なくインストール終了しました。

負荷や温度を測定・確認

いろいろなツールを使って、超小型PC BeeLonk EQ12 Proの確認をしていきます。

タスクマネージャーのパフォーマンスモニターで確認

まずは音楽やアプリなどを10個程度立ち上げてパフォーマンスを確認しました。
Amzon Muicも途切れなく、EKIOを使用して2chで再生できています。(まだお試し版での動作のため)音質も今までのディスクトップよりも良いみたいで満足です。

消費電力も1/10以下に下がっていると思います。
まだ標準のACアダプターで、普通のUSBケーブルで繋げているので、まだまだ伸びしろはありそうです。
今もブログを書きながら音楽を聞いていますが特に問題なしです。

8コアのうち4コアは30-50%の使用率になっているので、N100の4コアだとリアルタイム処理はきついと思われます。

一番負荷が多かった時は52%まで上昇していました。音楽のダウンロードも並行して行った時です。
家はVDSLの100Mbpsですので、80Mbpsくらいしか出ません・・・・

Core TEMPでの確認

CPUコア内の温度などを確認します。
CPUコア当たりの消費電力は0.9W・全体で6.4W
温度は、最大で73℃から76℃ですので、まだまだ余裕あります。

クリスタルディスクマークで確認

SSDも2時間稼働させて室温30℃で45℃ですので優秀です。
ディスクマークはPCIe1レーンなので、多分1000M/bも出ないので割愛
ここは少し残念です。PCIe4レーンが欲しかった。

起動時からの電圧・電流・電力グラフ

中華USB電力計(UD24での測定)
関連記事:多機能USBテスター UD24レビュー DCジャックの電流測定や、簡易電源にも使えます!

1Sおきの測定なので細かいピークは不明ですが、最大で12V/1.65Aですので、USB-PDの3Aでも問題なさそうです。ただ電源OFF時に0.1Aも流れるのはいただけません・・・

BIOS設定

BIOSはAMI-BIOSで古いタイプです。

Avancedは結構な設定項目があります。

無理してターボモードにならないようにOFF

メモリー周りはディフォルトのままにします。

HD AudioはOFFに設定

パワーオン起動がなかったのが少し残念です。もう少し検討してみます。

パワーオン起動ができれば、こちらのスマートコンセントで起動してくれようかと考えてました。
スマホでON-OFFや電力・電圧・積算なども確認でき、パワーON-OFFも可能です。

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まとめ

Windows11で結構はまってしまいましたが、予定通りの動作をして嬉しい!
部屋の温度の上昇もすごく減り、音も静かで低消費電力かつ音もよさそうです。
これで5万円しないのは素晴らしい!

次は、USB-PDで電源供給をして更なる音質向上が図れるといいなー

 

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