嫁さんに好評な40Vmaxの掃除機CL002Gですが、後付けサイクロンから紙パックに思った以上に埃が入るので改造します。500mLのペットボトルで制作したので、製作費0円・時間も30分ほどでできました。パワーのない掃除機だと抵抗になってしまうのでお勧めしませんが、40Vmax機だとほとんど影響ありません。
サイクロン部の確認
黒い部分がサイクロンの渦を反射するところになります。ここが狭いと跳ね返りが少ないので、メッシュ部分から紙パックに多くゴミが行くんです。
この跳ね返り部分を大きくしたら上に吸い込むごみの量が減少しますが、パワーも落ちちゃうので跳ね返り部分のサイズが難しいです。又、あまり大きくするとゴミが引っかかるので10mm程度の隙間は必要です。
製作
使用部材は500mlペットボトル・接着剤・はさみ(カッター)・ライターだけです。
ペットボトルをカット
ペットボトルの口の下部分を使います。下側は大体カーブの終わりくらいでカット・上側はカーブの始まり位でかっとします。
サイクロンの部品を外して下から入るかを確認
最初は入らないと思うので、少しづつ切りながら広げてギリギリ入るくらいまで広げます。
はまったら接着剤でとめます。部品の材質はABS樹脂・ペットボトルはPET樹脂なのでプラスチックが付く接着剤なら何でもよいと思います。今回は、スーパーXを使いました。
その後、隙間を見ながらペットボトルを切っていきます。直径で45mm-50mm程度が良い感じでした。
ペットボトルの切断面が鋭利なので、遠目からライターで炙って丸めます。失敗するとペットボトルが曲がっちゃうので、180番くらいの紙やすりで鋭利な部分を削る方が良いかもしれません。
ペットボトルで作るのが面倒な人
こちらのカバーが同じ機能を持っていますので、こちらを購入するのも手です。
粉塵の付着が嫌なので、テフロドライを吹き付け
粉塵関係が中で舞い、プラスチック部分が帯電して粉塵が付着するので、帯電防止剤を使うと良いのですが、家になかったのでテフロドライで対応します。内部のプラ部分にスプレーしました。
使用してみた
パワーが落ちた感じはあまりなく、付ける前と同等の掃除感覚です。
ゴミもサイクロン側が増えて効果はあります。ごみ捨て3回くらいで紙パックの中を確認したのですが、紙パックの中のゴミがほとんど増えていません!効果絶大です。
又、テフロドライで帯電が減ったようで、プラスチック部分への粉塵の付着が減っています。
普通は順当にプラスチック用帯電防止剤を、定期的に吹き付けたほうが効果は高いと思います。
まとめ
FBの友人がお勧めしていたサイクロンのプチ改造は素晴らしくお勧めです。
マキタの掃除機用紙パックは高めで、容量も大きくないので頻繁な交換はコスト的につらいと思っていたのですが、これなら半年に1回くらいで済みそうです。(粉塵を吸うと思いっきり詰まるかもしれませんが・・・)
ボディに付いていた粉塵もテフロドライでとりあえず、大幅に減っていますので効果ありです。
マキタの40Vmax機や18Vの100W機でサイクロンアタッチメントを付けていない人は取り付けをお勧めします。
小型サイクロンユニット
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40VMax掃除機のメリット
電動工具との電池共用が可能
マキタ40VMaxの工具と共用が可能です。
BL4050Fにすれば、掃除時間が倍になります。重量も700gから1300gになりますが・・・
推奨バッテリ | BL4020 | ◎ |
BL4025 | ◎ | |
BL4040 | ◎ | |
BL4040F | ◎ | |
BL4050F | ○ |
バッテリー仕様
製品名 | BL4020 | BL4025 | BL4040 | BL4040F | BL4050F | BL4080F |
タイプ | 標準タイプ | 高出力タイプ | ||||
容量(Ah) | 2 | 2.5 | 4 | 4 | 5 | 8 |
出力(kw) | 0.9 | 1.1 | 1.5 | 2.1 | 2.1 | 2.8 |
重量(g) | 680 | 707 | 1011 | 943 | 1322 | 1855 |
定価(円) | 20,400 | 24,400 | 28,700 | 38,200 | 39,200 | 62,500 |
実売(円) | 15,708 | 17,864 | 22,099 | 29,414 | 30,184 | 48,125 |
1Ah単価(円) | ¥7,854 | ¥7,146 | ¥5,525 | ¥7,354 | ¥6,037 | ¥6,016 |
電池が入手しやすい
マキタのプロ用の共用バッテリーなので、電池の入手が長いこと可能です。
バッテリーの持ちが良い
40Vmaxはバッテリーを細かく制御しており、18V機と比べても長く使えます。
リチウムイオンバッテリーは約500回でダメになると言われているので、750回使えると毎日充電しても2年は使えます。
互換バッテリーについて
今回の40VMax機だと高電圧で大電流が流れるので、互換バッテリーは18V機に比べても危険だと思います。本体とバッテリーの通信もどの程度しているのか不明ですし
私も互換バッテリーは使わず、純正で頑張ってみたいと思います。
保守サービスが充実
マキタの営業所は全国で200カ所以上あり保守サービスも充実しています。
又、一部のお店では以下のパーツが全て購入できます。
これなら少しぐらい壊れてもすぐ治せそうです。
マキタ40VMax掃除機の欠点
掃除機スタンドがないので、自立しない
こちらは中々優れものでした。下部に充電器も置けるので
転倒防止用ゴム
重心が高い感じで嫁さんは多分転倒させるので、転倒防止用のゴムを購入します。
枚方技研のタックゲルです。少々お高いですが本体はウレタンのみで構成されており、床などにシミを作りません。
又、水洗いで粘着力が戻りますので何度でも使えます。
その辺で売っている耐震ゴムは軟化剤とか色々入っているので、そのうち染み出して黒い痕やシミを作ります。
アンカー代わりに使えるほど強力で、アンカーを打てない場所の固定で公共事業などにも使われています。
家ではスピーカーキャビネット上に置いているツィーターや、機器の固定に使っています。
バッテリーが重い
40VMax機はバッテリが重いのですが、思ったほどバランスは悪くないです。
その分パワーがあるのでしょうがないですね。
充電器がうるさい→低速充電器に
セットではバッテリーが1つしか付属しないので急速充電器が付属していますが、これがうるさい・・・
FANがない低速の充電器が別売であるので、セットで購入せず別で用意したいと思います。
ただ2時間ほど待つのが欠点です・・・電池が複数あれば問題ないです。
値段が高い
これは利点とのトレードオフなので、ある程度しょうがないです。
電動工具と共用しないとメリットが出にくいですが、電池の入手性・電池の持ち・保守性などを考えると長期ではお得だと思います。
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